...併し自ら「通がり」となる事の嫌ひな僕は眞に鼠賊が贓品を使用する時のやうな忸怩の情を以つて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...「ウン、贓品は勿論、恐らくルパンも、大鳥不二子さんも、同じ隠れ家に潜伏しているのだ」「エ、ルパンだって? そいつは大手柄だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...世界至る所に贓品美術館を持っているのではあるまいかと思うと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...その辺に転がっている茶箱の様な荷物(その中にルパンの数々の贓品が入っているのだ)...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...泥棒に頼まれて金物(かなもの)の贓品(ざうひん)を火に溶かす折には...
薄田泣菫 「茶話」
...件(くだん)の贓品(ぞうひん)やらガラクタやらを竹籠(たけかご)の中に投(ほう)り込み...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...件(くだん)の贓品(ざうひん)やらガラクタやらを竹籠の中に投り込み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蔵の中はお触書にある贓品(ぞうひん)だらけ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...『贓品(けいず)買い』を片手間にしている音次郎(おとじろう)という者に十両の金をつけてやり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...贓品(ぞうひん)や抜荷を扱って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...『贓品(けいず)買い』をしているものだと気が付いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...贓品(ぞうひん)が五つでも六つでも出て来たら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そいつは贓品買(けいずか)いだ」「野郎ッ」八五郎が飛び付きざま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...古物贓品(ぞうひん)買を虱つぶしにあたらせているが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...No receiver, no thief.(イギリス)受贓者なければ盗賊なし...
穂積陳重 「法窓夜話」
...4810恐れながら帝位の尊厳も贓物(ぬすまれもの)になってしまいましょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...いま贓品(ブツ)を持ってきたところだ...
森下雨村 「五階の窓」
...贓品(ぞうひん)は彼の寝台の下...
吉川英治 「新・水滸伝」
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