...贓品(ざうひん)を見つけました...
芥川龍之介 「猿」
...軍艦では贓品が出ても...
芥川龍之介 「猿」
...併し自ら「通がり」となる事の嫌ひな僕は眞に鼠賊が贓品を使用する時のやうな忸怩の情を以つて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...なお頑固に前説を固持して贓品の追徴をしなければ...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...河野がブリキ箱の中で見たという様々の贓品が発見されました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...掠奪というか、贓物というか、なんと名をつけるかその名のつけ方に私は苦しむのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...泥棒に頼まれて金物(かなもの)の贓品(ざうひん)を火に溶かす折には...
薄田泣菫 「茶話」
...忽ちその贓品を吐き出してしまつた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...アリストテレースなどは贓品(ぞうひん)の蔵を建てた男である...
寺田寅彦 「空想日録」
...藏の中はお觸書にある贓品だらけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蔵の中はお触書にある贓品(ぞうひん)だらけ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悉(ごとごと)くお奉行所のお触れ書に載った贓品(ぞうひん)ばかり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...『贓品(けいず)買い』をしているものだと気が付いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...贓品(ぞうひん)が五つでも六つでも出て来たら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
福沢諭吉 「女大学評論」
...人身ヲ売買スルハ古来ノ制禁ノ処年期奉公等種々ノ名目ヲ以テ其実売買同様ノ所業ニ至ルニ付娼妓芸妓等雇入ノ資本金ハ贓金ト看做ス故ニ右ヨリ苦情ヲ唱フル者ハ取糺ノ上其金ノ全額ヲ可取揚事...
穂積陳重 「法窓夜話」
...いっぱい積んだ贓品(ぞうひん)の山を指した...
森下雨村 「五階の窓」
...贓品(ぞうひん)は彼の寝台の下...
吉川英治 「新・水滸伝」
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