...又義敏に松花硯(小硯)を贈るべし...
芥川龍之介 「遺書」
...悠然として頭顱を源家の呉児に贈るを見る...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...あらかじめ少額の金員を贈ると好都合だろうといわれた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「マルモ探検隊に贈る...
海野十三 「三十年後の世界」
...(これは久松(ひさまつ)家及び諸俳人に贈るため)とにかく『ほととぎす』発行に就きては鳴雪翁一番大得意也...
高浜虚子 「子規居士と余」
...アキルリュウスに其心和らぐ寶贈るべく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...」「僕は君を商売人だとは思っていないからそれを贈るんだ...
徳田秋声 「縮図」
...然らざるものの葬儀にこれを贈るのは何のためであろう...
永井荷風 「西瓜」
...この詩を贈る松陰にもとより金のあろうはずもない...
服部之総 「志士と経済」
...新聞社は競争で花を贈るので...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...旅人に呉竹色の羅を人贈る夜の春の雁がねチチハルの大人呉俊陞の若い夫人李氏に招かれ嫩江の畔の水荘に一夕を過した時...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...まさかに新駒(しんこま)や家橘(かきつ)の輩(はい)に引幕を贈ると同一には視(み)らるることもあるまじとて...
福田英子 「妾の半生涯」
...」「あなたに贈るんですつてね...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...そうしてこれより深く希望を民衆に贈る音ずれがあろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...どうしても美を贈ると誓うあの自然に一切を委ぬべきではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...夢のような画境を吾々に贈る...
柳宗悦 「全羅紀行」
...その悦びの情を器にことよせて人に贈る...
柳宗悦 「民藝四十年」
...罰として“貢(みつぎ)”を贈る儀式である...
吉川英治 「天皇と競馬」
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