...「マルモ探検隊に贈る...
海野十三 「三十年後の世界」
...鞠躬如(きっきゅうじょ)として審査の諸先生に松蕈(まつたけ)などを贈るとかの噂(うわさ)も有之...
太宰治 「花吹雪」
...好きなおじいさんへ煙草を贈ることも出来ようから――...
谷譲次 「踊る地平線」
...ハース氏に贈るべき品物を選み出したりした...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...田舎(いなか)から出て来た自分の母は「東京の人に物を贈ると...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...アキルリュウスに其心和らぐ寶贈るべく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今度は全く自発的に葉子に贈ることにした...
徳田秋声 「仮装人物」
...梅の木を贈る約束をしたから...
豊島与志雄 「早春」
...年末の進物として他家へ贈るのにそんな不体裁なことは止したがいい...
豊島与志雄 「理想の女」
...服部氏は著書を故人に贈る...
長塚節 「記憶のまゝ」
...「これは愉快な本だから贈る...
牧野信一 「エハガキの激賞文」
...」「あなたに贈るんですつてね...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...あるいはよそにて借りたる傘を返却するに際して梅の枝を添へて贈るにやあらん...
正岡子規 「病牀六尺」
...小さく作った草履を色々の染糸を添えたる紙にて包み贈る...
南方熊楠 「十二支考」
...その悦びの情を器にことよせて人に贈る...
柳宗悦 「工藝の道」
...または意外な引出物を贈ることを言明して...
柳田国男 「木綿以前の事」
...当日の総収入は一切ル氏に贈る定めなので...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...駅長森田成之君に贈る...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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