例文・使い方一覧でみる「贅」の意味
スポンサーリンク...特によろこぶ贅沢（ぜいたく）なのである... 
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...余所（よそ）へ喰べに行くのは贅沢（ぜいたく）だから選択（えりごの）みをするのが当然であるというのが緑雨の食物（くいもの）哲学であった...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...春になると、そこらの草や木が、われがちに太陽の光を飽飲して、町娘のように派手で、贅沢な色で、花のおめかしをし合っているなかに、自分のみは、黄色な紙の切屑のようにじみな、細々（こまごま）した花で辛抱しなければならず、それがためには、大気の明るい植込みのなかに出ることも出来ないで、うすら寒い勝手口に立っていなければならない山椒の樹は、何をおいても葉で自らを償い、自らを現すより外には仕方がなかった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...じつに贅沢を極めていて...
谷譲次 「踊る地平線」
...ソノクライナ贅沢ハ許サレテモイヽサ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...外科医がメスで贅肉（ぜいにく）を殺（そ）ぎ取るように...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...八畳と六畳と炊事場との贅沢な家だ...
豊島与志雄 「失われた半身」
...少し贅沢なようであるが...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...しかしこの贅沢心のために...
夏目漱石 「坑夫」
...贅沢癖は夜目にも隠せず...
野村胡堂 「踊る美人像」
...大名ほどの贅（ぜい）は出來めえが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...精一杯の贅をつくして居たためでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...贅沢な調度を照して...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...成金趣味の愚かしい贅沢...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...太陽の輝きには夏の最後の贅（おご）りがあった...
細井吉造 「二つの松川」
...贅沢ですが不自由です...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...それは元来贅沢な建物ではなく...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...贅（ぜい）にはあらねど...
吉川英治 「新書太閤記」
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