例文・使い方一覧でみる「贄」の意味

...髑髏の贄卓（にへづくゑ）の前に立ちて... 髑髏の贄卓の前に立ちての読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 森鴎外訳「即興詩人」

...生贄（いけにへ）の羊... 生贄の羊の読み方
上田敏上田敏訳「海潮音」

...國主（くず）ども大贄（にへ）獻る時時... 國主ども大贄獻る時時の読み方
稗田の阿礼、太の安万侶「古事記」

...... の読み方
武田祐吉「古事記」

...洗馬から本山（もとやま）まで三十町本山から贄川（にえかわ）まで二里贄川から藪原（やぶはら）まで一里十三町藪原から宮（みや）ノ越（こし）まで一里三十町宮ノ越から福島まで一里二十八町という順序で泊りを重ね... 洗馬から本山まで三十町本山から贄川まで二里贄川から藪原まで一里十三町藪原から宮ノ越まで一里三十町宮ノ越から福島まで一里二十八町という順序で泊りを重ねの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...不似合いに贄沢で... 不似合いに贄沢での読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...百舌（もず）の贄（にえ）のようになって死んでいるんだ... 百舌の贄のようになって死んでいるんだの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...八五郎がこれを『百舌（もず）の贄（にえ）』と言ったのは... 八五郎がこれを『百舌の贄』と言ったのはの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...尊（みこと）を守って海神（かいじん）に身を贄（にえ）と捧（ささ）ぐる乙橘媛（おとたちばなひめ）の思いを伝えるのだった... 尊を守って海神に身を贄と捧ぐる乙橘媛の思いを伝えるのだったの読み方
長谷川時雨「朱絃舎浜子」

...故に以て贄となすとあるなども本来を誤った説で... 故に以て贄となすとあるなども本来を誤った説での読み方
南方熊楠「十二支考」

...贄（し）を執るものに血判せしめた錦橋の門人録は... 贄を執るものに血判せしめた錦橋の門人録はの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...贄卓（にえづくえ）の前で研ぎ澄ました鉞（まさかり）が待ち受けているのだ... 贄卓の前で研ぎ澄ました鉞が待ち受けているのだの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳「ファウスト」

...今夜の生贄（いけにえ）は五人だが... 今夜の生贄は五人だがの読み方
山本周五郎「其角と山賊と殿様」

...八尋殿（やつひろでん）を通って贄殿の方へ来た... 八尋殿を通って贄殿の方へ来たの読み方
横光利一「日輪」

...」贄殿の入口は動乱する兵士たちの肩口で押し破られた... 」贄殿の入口は動乱する兵士たちの肩口で押し破られたの読み方
横光利一「日輪」

...土製の白馬を贄（いけにえ）にして天を祭り... 土製の白馬を贄にして天を祭りの読み方
吉川英治「三国志」

...血まつりの贄（にえ）とされた... 血まつりの贄とされたの読み方
吉川英治「神州天馬侠」