...身命を賭するに足る程の實なる情熱を喚起するからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...しかしこんな冒険な一命を賭するような事業に加わるのは実に乱暴極まった話だが...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...すなはち僥倖を求めて名利を賭するもの雲の如くに起るまた自然の勢なり...
津田左右吉 「史論の流行」
...殆んど幕府の全力を賭するをも...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...主家の運命を賭する一戦...
山本周五郎 「死處」
...「御主君の御運を賭するこのいくさに...
山本周五郎 「死處」
...賭するしかなかった...
吉川英治 「三国志」
...次の瞬間には命を賭する気持ちになれるにしても...
和辻哲郎 「地異印象記」
...かの嘲笑に報いんためにはあえて数千の兄弟の血を賭する...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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