...そうしてこの仮定は多分かなり本質的に事実に合わないものだと思われる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...社会と個人とは物質的にも精神的にも一致するに至る...
石川三四郎 「社会的分業論」
...今日のアカデミズムは欧洲の諸大学が宗教的束縛から実質的に脱却したことからその形態を決定されたのであるが...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...従って第二にはこの有用技術の発達部分を物質的に破壊し...
戸坂潤 「技術の哲学」
...その科学乃至学問が何であるかを実質的に理解出来るわけであるからだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...本質的に道徳的なものなのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...そしてそういう批評こそ本質的に作家を導き...
豊島与志雄 「作品の倫理的批評」
...実質的に掴めてゐれば...
中原中也 「芸術論覚え書」
...物質的に働いた多少の事実はある...
蜷川新 「天皇」
...肝臓は質的に木に...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...趣味的にも気質的にも...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...實質的にはいづこの世界にも見られ得るもの...
波多野精一 「時と永遠」
...これらのうしろのほうの柵の背後にはバルナバスが入った事務局とは本質的にちがった事務局があるとは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...妾は幸ひ物質的に恵まれてゐるのだから夫の愛さへ変らなければ...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...實證主義は本質的に非情である...
三木清 「人生論ノート」
...だから大衆文学というものは本質的に感傷的である...
三木清 「人生論ノート」
...しかるに旅は本質的に観想的である...
三木清 「人生論ノート」
...本質的には氏の概括とは反対の性格をもつ流れがつよく自覚されはじめた年であったのだから...
宮本百合子 「五月のことば」
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