...俺はこれを俺自身の經驗に質して見た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...宗教の風に変質しやすきをもって...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...一方に於て社会ファシズム乃至ファシズムの政治形態にまで変質し...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...いつの間にか日本国防教育に変質したのを...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...処が之は日本だけに限らぬのは勿論だが、独占資本主義の時代に這入ると共に、各人の資本家的自由は、資本家の内でも特殊に少数な寡頭大資本家だけの自由にまで、或いは寧ろ資本家自身の一身的自由の代りに資本そのものの自由にまで、変質して来た...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...お久の着物二三枚と子供達の晴着三四枚と――俺は枚数をよく覚えてはいないが――それを入質したまんま...
豊島与志雄 「神棚」
...糸子の着物を入質しようとしたという以外には...
野村胡堂 「踊る美人像」
...俳句そのものの本質しているリリックの真精神を意外に忘却しているものが多いのである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...権力感的なるエピカルの精神を気質している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...無限のノスタルヂアが本質して居り...
萩原朔太郎 「月の詩情」
...これに或る生理的の恐怖感を本質した詩集であつたが...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...家族の者や社員の者にいろいろ訊き質してみても...
平林初之輔 「五階の窓」
...それに或生理的の恐怖感を本質した詩集であつた...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...戦後の今日も尚詣でるものがあるかどうか元より私は未だ問ひ質してゐないが...
正岡容 「下谷練塀小路」
...そのうち両君に質して見よう...
正岡容 「山の手歳事記」
...これと眞面目に對質しようとすることは...
三木清 「人生論ノート」
...この誤訳は牧野君の意見をも質した上で私が承認した...
森鴎外 「不苦心談」
...この粉砕された一粒だけが変質しているのです...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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