...快活なのかと自ら質した...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...俺はこれを俺自身の經驗に質して見た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...余は当時大阪衛生試験所長兼造幣局技師たりし村橋次郎先生に就きて毎週一回講学上の疑を質し実験上にも指導を蒙りたること少からず...
池田菊苗 「「味の素」発明の動機」
...横田兵馬の諸君に諮り諸君は安部磯雄氏を訪うてその意見を質しました...
石川三四郎 「浪」
...私共はその時文部省にその理由を質した...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...此方から先に質して見ると...
辰野隆 「感傷主義」
...都会で育った友人に質してみたところ...
豊島与志雄 「故郷」
...本は売ってしまって読むものはないし、入質したものを、古着屋へ売って、その差額を幾度か得た...
直木三十五 「死までを語る」
...ことごとく入質して...
直木三十五 「死までを語る」
...これが実に詩人蕪村のポエジイに本質している...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...いずれ公判で弁護士から意見が出ることでしょう」フランシス・メイスンと対質して...
牧逸馬 「土から手が」
...当日の次第を詳しく問ひ質してやつたところ...
正岡容 「東京万花鏡」
...そのうち両君に質して見よう...
正岡容 「山の手歳事記」
...そのへんは誰かに質して見ないと分らない...
正岡容 「寄席風流」
...この時にことごとく蔵書とレコードとを入質して流してしまったが...
正岡容 「わが寄席青春録」
...人間は唯限られた數の動機及び性質しかもたず...
三木清 「歴史哲學」
...外遊びは少しづゝ變質して來たやうだが...
柳田國男 「兒童語彙解説」
...信平息子にそれを質したところ...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索