...俺はこれを俺自身の經驗に質して見た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...まずその文明を消化変質して...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...その他多くの古老に質し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...王国から資本主義的国家にまで変質した(この変質が今日に至って完了したものが現在に於ける帝国主義の形態である)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...やがてそれは又インテリの社会支配の観念にまで変質し得るものを得て来る...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...都会で育った友人に質してみたところ...
豊島与志雄 「故郷」
...それが、結婚するとすぐ、豹変し変質して、成年者になってしまう...
豊島与志雄 「自由人」
...ことごとく入質してしまった...
直木三十五 「死までを語る」
...本は売ってしまって読むものはないし、入質したものを、古着屋へ売って、その差額を幾度か得た...
直木三十五 「死までを語る」
...警視は勿論その男の名を問ひ質した...
南部修太郎 「死の接吻」
...年数のために変質して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その詩情に本質してゐる孤獨な憂鬱の陰影とが僕の個性に近く接觸するものがあつたからだ...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...蕪村の詩情が本質している郷愁子守唄(こもりうた)の一曲である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...詩という文芸が本質しているところの...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...権力感的なるエピカルの精神を気質している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...その変質したものとしての石炭...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...この誤訳は牧野君の意見をも質した上で私が承認した...
森鴎外 「不苦心談」
...変質しない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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