例文・使い方一覧でみる「賣」の意味

...商賣の法則として... 商賣の法則としての読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...次に野の神名は鹿屋野比賣（かやのひめ）の神を生みたまひき... 次に野の神名は鹿屋野比賣の神を生みたまひきの読み方
稗田の阿礼、太の安万侶「古事記」

...比賣陀の君の祖先です... 比賣陀の君の祖先ですの読み方
稗田の阿禮、太の安萬侶武田祐吉訳「古事記」

...見物人は殖えて來て、札を賣り初めた... 見物人は殖えて來て、札を賣り初めたの読み方
千家元麿「自分は見た」

...それは西洋の紀元五百二十九年に發布せられたもので、我國の大寶令はそれから百七十年程遲れて居りますが、大寶令と云ふものは一つの立派な憲法でありまして、聖徳太子の憲法などは道徳を言ふだけであるが、大寶令は政府の組織、それから奴隷制度、商賣の制度、監獄の制度、交通の方法一切を規定した立派なものなのである... それは西洋の紀元五百二十九年に發布せられたもので、我國の大寶令はそれから百七十年程遲れて居りますが、大寶令と云ふものは一つの立派な憲法でありまして、聖徳太子の憲法などは道徳を言ふだけであるが、大寶令は政府の組織、それから奴隷制度、商賣の制度、監獄の制度、交通の方法一切を規定した立派なものなのであるの読み方
竹越與三郎「日本の眞の姿」

...昔の商賣人上りの女と同棲した頃の事が繰り返された... 昔の商賣人上りの女と同棲した頃の事が繰り返されたの読み方
田村俊子「木乃伊の口紅」

...まして須原（すはら）の驛の花漬賣（はなづけうり）の少女（をとめ）はいかにわが好奇の心を動かしけむ... まして須原の驛の花漬賣の少女はいかにわが好奇の心を動かしけむの読み方
田山花袋「秋の岐蘇路」

...それは窓外を呼び歩く物賣りの發音違ひが耳に入つたからであつた...
土井八枝「隨筆　藪柑子」

...八十兩といふ値段はたぶん和蘭船が日本人に賣渡した最初の値段ではあるまいが...
徳永直「光をかかぐる人々」

...香料など賣つた油屋も... 香料など賣つた油屋もの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...娘のお美代が賣られて行く時だつて人傳てに教へてやつたのに... 娘のお美代が賣られて行く時だつて人傳てに教へてやつたのにの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...江戸で一番下等な賣女を相手にした惚氣（のろけ）を... 江戸で一番下等な賣女を相手にした惚氣をの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...氣輕（きがる）に安値（やすね）に人身賣買が行はれたのでせう... 氣輕に安値に人身賣買が行はれたのでせうの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...こんな商賣をしてゐる癖に... こんな商賣をしてゐる癖にの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...卵を女中頭に賣つて... 卵を女中頭に賣つての読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...明治十年前後和歌山に奧縞ちう淫賣女が多かつた... 明治十年前後和歌山に奧縞ちう淫賣女が多かつたの読み方
南方熊楠「女順禮」

...船を賣つた事件がまだ片づかないので... 船を賣つた事件がまだ片づかないのでの読み方
ピエル・ロチ　Pierre Loti 吉江喬松訳「氷島の漁夫」