...その賢さは年よりも遙(はる)かにふけていても...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...其賢さを云う者なく...
高木敏雄 「比較神話学」
...ただしく神に仕える賢さを身につけることができるであろう...
田辺元 「メメント モリ」
...やると決めればすごいやつで――大学でもその賢さは上の上...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...賢さなどといふものは全然見られぬ・愚鈍極まる顏でありながら...
中島敦 「環礁」
...吾々は今義しき者の賢さを示さなくてはならない...
長與善郎 「青銅の基督」
...生来の美しさと賢さで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十八九の賢さうな瓜實顏(うりざねがほ)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...美しさも賢さも申分なく恵まれたお静は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言ふことは賢さうですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「其處までは氣が付きませんでした」賢さうでも若いお勢には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どちらもこの仲間の特有の賢さと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お絹は始終うつ向いて、黙り込んで居りますが、それは町娘らしい、お侠(きゃん)と柔順さと、賢さと無知と、矛盾した性格を巧みにあしらった、まことに愛すべき存在らしく見えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お源はありや賢さうな馬鹿だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――現代人の尺度――賢さとは冷たいことである...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...又先生の賢さの一面でしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼の賢さがそこを引しめたから今日大家であるが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの艶姿と賢さと...
吉川英治 「私本太平記」
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