...この死の威嚇によって賢さを身につけ知慧の心を有するに至ったであろうか...
田辺元 「メメント モリ」
...真面目な美点や堅固な信仰や悪賢さなどを見てとっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そうかといって(大抵の邪悪な顔には何処(どこ)か狡(ずる)い賢さがあるものだが)悪賢いという柄でもない...
中島敦 「環礁」
...美しさも若さも賢さも申し分の無い女中で...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...生来の美しさと賢さで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あまり賢さうに見えないガラツ八に委(ゆだ)ねるのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...次第にこの女のよさや賢さが解つて來る樣な氣がします...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...次第にこの女のよさや賢さが解ってくるような気がします...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大して賢さうではありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――現代人の尺度――賢さとは冷たいことである...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...「賢さん」の一篇は亡き友田中憲氏と予との交友をありのままに記せり...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...賢さうなふりをして...
宮原晃一郎 「虹猫の話」
...経書を進講したといふ事は御牧基賢さんの話にも見えて居るが...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...(c)われは賢者の賢さをほろぼし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...賢さと敏感な気性が...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...一燈をたばかり取るわる賢さは...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...賢さをもっていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...賢さとすることに賛成し難いものを感じるのだった...
横光利一 「旅愁」
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