...一片の賢さは月にとどく記念碑よりも長く人の心にとどまるであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...やると決めればすごいやつで――大学でもその賢さは上の上...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...真面目な美点や堅固な信仰や悪賢さなどを見てとっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そうかといって(大抵の邪悪な顔には何処(どこ)か狡(ずる)い賢さがあるものだが)悪賢いという柄でもない...
中島敦 「環礁」
...美しさも賢さも不足はなかったのですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...生来の美しさと賢さで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...妙に悪賢さを思わせます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お絹は始終うつ向いて、黙り込んで居りますが、それは町娘らしい、お侠(きゃん)と柔順さと、賢さと無知と、矛盾した性格を巧みにあしらった、まことに愛すべき存在らしく見えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お園の母親のお槇の賢さから産み出されたもので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お源はありや賢さうな馬鹿だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この点での現代の若い女のひとの自嘲的な賢さというものを...
宮本百合子 「新しい船出」
...新しい世代の賢さから生れる家政上手に信頼をつなごうとするより...
宮本百合子 「異性の友情」
...仕事そのものの上達につれて二重の賢さ...
宮本百合子 「現実の道」
...若い女の賢さの質が推移している...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...現実のひどさを見ていてそれにひるまないで暖さも賢さも正しさも見失うまいとしている態度...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...御牧(みまき)基賢さんの云ふを聞くに...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...経書を進講したといふ事は御牧基賢さんの話にも見えて居るが...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...賢さと敏感な気性が...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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