...「畜生! あんな悪賢い浮浪人は...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...処世術最も賢い処世術は社会的因襲を軽蔑しながら...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...オリバシオスは当時における最も賢い男とされた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...悪賢い子供たちは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人は賢い婚礼をしたものだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お秋のむせ返るような妖艶なとりなしもさることながら、本所番場町の浪宅に、淋しく留守をしておる筈(はず)の許婚(いいなずけ)、――若くて気高くて、賢い鹿の子の、清らかさを思い出していたのです...
野村胡堂 「十字架観音」
...部屋の隅へ片付けた座蒲団の間へ紙入を入れたのは賢いようでも馬鹿さ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...妙に(らふ)たけた賢い女です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐らく超人間的な悪賢い曲者は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なんと賢い女性なんだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...目だたぬようにして行くことにしていたのであるが、だれもかれもが行きたがり、留守(るす)宅の人の少ない中へ姫君を置いて行くのを尼君は心配して、賢い少将の尼と、左衛門(さえもん)という年のいった女房、これと童女だけを置いて行った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...美しさや賢いことに...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...狡猾(こうかつ)なほど賢いし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...返事を手紙にはせず電報で寄こした辰子は賢いと彼は思つた...
横光利一 「悲しみの代價」
...彼のそうした賢い思慮と...
吉川英治 「新書太閤記」
...悪戯(いたずら)もするが、賢いやつ...
吉川英治 「新書太閤記」
...賢い気転をきかして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――今の世の中で狡い人間は坊主、賢い者は町人、強い者は武家、おろかしき者は堂上方(どうじょうがた)...
吉川英治 「宮本武蔵」
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