...殿様がこの場合鳴門の瀬戸を思ひ出したのは賢い方法で...
薄田泣菫 「茶話」
...賢い人らしく弾機装置の方を上にしていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...これこそ賢い人がその地下室を掘る場所です……ある夕方...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...紛れもなく賢い人であったが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そのため自分を賢いものとみてくれるのだと悟っていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...賢い番頭に限ることさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...非常に賢いけれど猟には向かない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...また昔は実に賢い人々があつた――たうてい今時の連中とは同日に談ずべくもない!――などと言ふかと思へば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...あんな賢い女性でも時々不用心になるなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ずる賢いやらには脱帽します...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...父や兄からもそれを最も賢い方法として説勧(ときすす)められたが...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...人より賢いと見える...
南方熊楠 「十二支考」
...あの時代、女と男との生活は原始ながら自然な条件を多くもっていたために、女は美しい女、醜い女、賢い女、愚かな女というようなおのずからな差別をうけながらも、女らしいという自然性については、何も特別な見かたはされていない...
宮本百合子 「新しい船出」
...賢い人であれば自分の無価値さをよく知って京へまでは出て来なかったはずであったと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少し賢い人は自分をまであさましく思ってしまうであろうと歎息をしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...8810闇の女賢い人の傍では...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...貴女(あなた)は大変賢い人です...
夢野久作 「暗黒公使」
...――今の世の中で狡い人間は坊主、賢い者は町人、強い者は武家、おろかしき者は堂上方(どうじょうがた)...
吉川英治 「宮本武蔵」
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