...沈勇だと御賞美になったのも...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...東洋美術の賞美に日も足らぬ有様であったが...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...そして心ゆくまで鰹を賞美して...
薄田泣菫 「独楽園」
...カボチャマツのはっきりした黄色がかった木目(もくめ)を賞美した...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...しかれども雲雀の声を真に賞美するには籠より放ってその姿の見えずなるまで空中に舞い上らせ...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...この溌溂(はつらつ)たる率直さの苛辣(からつ)な新鮮味を賞美した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...与八さんの刻んだお地蔵は相好(そうごう)がいい……と人が賞美して...
中里介山 「大菩薩峠」
...賞美しないものはなかった...
中里介山 「法然行伝」
...他の人の賞美よりも意味が深いのである...
中里介山 「法然行伝」
...次々に展開される風景を賞美することの幸ひを悦びました...
牧野信一 「浪曼的月評」
...笛も琴も音のやんだのは自分の音楽をもっぱらに賞美したい心なのであろうと当人は解釈して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...畏(かしこ)くも至尊の御賞美を被(こうむ)り...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...藤十郎と甚五郎との二人には賞美のことばがなかった...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...しかるにこういう松や岩を賞美する者がよく用いるほめ言葉は...
柳田国男 「雪国の春」
...御賞美にあずかったか...
吉川英治 「私本太平記」
...ばかな、そりゃ大名の頭を撫(な)でそやしておく、お世辞(せじ)というものだ」「いえ、決して世辞ではござりませぬで、御賞美の余り、もう一つ、黒木(くろき)の御書院(ごしょいん)へ置く陶器をという御懇望、ほかならぬお方のおねだり、いやとは殿も仰せ兼ねます...
吉川英治 「増長天王」
...ここの寺製(てらづく)りの酒を賞美して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ヨーロッパ料理を賞美した...
和辻哲郎 「鎖国」
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