...永井君がモウパツサンを推賞するやうになつたのは...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...聴く毎に嘆賞すべきことのみにて...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...悪戯(いたづら)なお公家さんも手を拍つて嘆賞するよりほかに仕方がなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...本来仏像は拝むべきものであって鑑賞すべきものではないということを教えるのである...
高見順 「仏像とパゴダ」
...私の額(ひたえ)の触覚は丁度舌が微細な料理の味はひを翫賞するやうに...
谷崎潤一郎 「Dream Tales」
...雪を観賞する...
種田山頭火 「其中日記」
...大魯の句を鑑賞する...
種田山頭火 「其中日記」
...その歎賞すべき思想を表現する形式をもって見ると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...自分がベルリンへ行って実地に臨むよりもこうした映画で鑑賞する方が十倍も百倍も面白いのではないかということであった...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...午後百合子と相携へて氷川社境内の黄葉を賞す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...やり損じて落るが名誉ならば薬を盛りちがえた医者も名誉と云うべく木から落ちた猿も賞すべく弘法筆の誤りは猶更感服すべく字をまちがえる小説家も称揚すべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...賞することも罰(ばっ)することもでき...
新渡戸稲造 「自警録」
...これを鑑賞するものは...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...かつその機敏なる智能を賞するものなり...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...われらは花月を賞する上には趣味多し...
正岡子規 「人々に答ふ」
...これを賞することなほ真梅におけるが如し...
正岡子規 「病牀譫語」
...わたしはそれらの美を鑑賞する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...月ばかりでなく、人を観、人を賞するにも、その見方があるらしい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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