...――即ちどうものを鑑賞すれば好いか? 並びにどう言ふ鑑賞上の議論を参考すれば好いか? と言ふ問題にはひりますが...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...今の文学を研究して而して後鑑賞するに足らざるが故に軽侮するのではなくて...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...神の悦(よろこ)び賞するところだと信じます...
太宰治 「新ハムレット」
...近代風景を断片的に鑑賞することが出来た...
種田山頭火 「道中記」
...慾を云へば武藏野の秋を十二分に觀賞する爲には未だ少し時候が早過ぎて...
寺田寅彦 「伊香保」
...推賞する方の投票だと「運動」が横行して結果は無意味に終るにきまっているが...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...それ自身推賞すべき道徳で...
戸坂潤 「社会時評」
...肖像畫の現存せる遺物を鑑賞する上より言ふも...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...京都に遊んでよく山水殿堂の美を賞するものはおのづから脂粉の氣に親しまざるを得ないであらう...
永井荷風 「十年振」
...午後百合子と相携へて氷川社境内の黄葉を賞す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...手力(たぢから)の弱や十歩(とあし)に鐘やみて桜散るなり山の夜の寺山寺の夜桜を賞する女連れが試みに鐘をついた所...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その心になんと思うとも形もなき人の心事をば賞すべからず」との義なり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...或は學校其他公共の部局より之を賞することあり...
福沢諭吉 「帝室論」
...賞する有て罰するなきものなり...
福沢諭吉 「帝室論」
...われらは花月を賞する上には趣味多し...
正岡子規 「人々に答ふ」
...しかし私は感傷によつて何を鑑賞するのであらうか...
三木清 「人生論ノート」
...ます」と安芸は嘆賞するように...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「目ざす成都に入城したあかつきには必ず重く賞すであろう」と...
吉川英治 「三国志」
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