...文芸上の作品をどう言ふ風に鑑賞すれば好いかと言ふことは勿論大問題でありますが...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...文芸上の作品を鑑賞するのもやはりこの理窟に変りはありません...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...近いうちにはこの花をも賞することがあるのでしょう...
大杉栄 「獄中消息」
...悪戯(いたづら)なお公家さんも手を拍つて嘆賞するよりほかに仕方がなかつた...
薄田泣菫 「器用な言葉の洒落」
...大魯の句を鑑賞する...
種田山頭火 「其中日記」
...朝景色のよろしさを心ゆくまで観賞する...
種田山頭火 「其中日記」
...冷露(れいろ)聲なく玉兎(ぎよくと)靜かに轉ずるの良夜も更に人の賞するものなく...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...この見のがしてならない景色を充分に観賞する事ができた...
寺田寅彦 「案内者」
...制作する個人主体は又同時には批評鑑賞する個人主体でもあるわけだから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...凌霜子が海神の別宅に招飮せられ共に十六夜の月を賞す...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...且つ授賞することになつている...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...滑稽趣味の上にこれを観賞するは...
夏目漱石 「教育と文芸」
...花瓣(くわべん)の上の露の玉を賞する爲めか花の塊の方に身を屈めたりしながら...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...月見れば千々に物こそ悲しけれ我身一つの秋にはあらねどといふ歌は最も人の賞する歌なり...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...其角の句としては斬新を以て賞すべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...この顔にきわだった嘆賞すべき美しさがあるといったら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...仮名文(ぶみ)の美しきことは歎賞すべきである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(b)そのどこかの部分において偉大で嘆賞すべき事柄は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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