...どうか冥護(みょうご)を賜るように御祈祷をお捧げ下さいまし...
芥川龍之介 「おしの」
...第一〇五、国教宗の儀式国教宗の制規によるに、婦人子を産すれば、まずその子を寺に送り、洗礼式を受け、法号を賜る...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...引き続きて文部大臣より過分の賛辞を賜るの栄を得...
井上円了 「おばけの正体」
...私はその反対の運命を賜るだろう!」古代のこの偉大な医師の著作のすべてを展望しようとする試みは大仕事である...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...白頭(はくとう)と共に勅任官を賜るよりは遥に居心(いごこち)の好い位置である...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...神のほうから賜るお恵みをいただくことで...
永井隆 「この子を残して」
...慰労の言葉を賜るようなことが一度もなかった...
久生十蘭 「魔都」
...玉の輿に唐織の綾布一巻を添えて賜るとのことですって...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...御鞭撻を賜る事を切に希望して止まない...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...阿部家に請うて本郷丸山の中屋敷内に邸宅を賜ることになつたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「雄次と名を善郷より賜るを以て...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大樹公へは天盃を賜り御馬を賜る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...賜ると仰っしゃるのですか」「劉備の寸志です...
吉川英治 「三国志」
...私にご一任賜るなら...
吉川英治 「三国志」
...この衷情を信じ賜るならば...
吉川英治 「三国志」
...ゆるゆるお休みを賜るようにしてありまする...
吉川英治 「私本太平記」
...下総の三ヵ国を賜る...
吉川英治 「私本太平記」
...その後の扶持(ふち)だに保証して賜るなら」と...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索