...匠作泰時さまはただちに御前ちかく召されておほめの御言葉を賜りましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...「臣は優渥(ねんごろ)なお言葉を賜りながら...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...百石なり五十石なり知行(ちぎょう)を賜り子孫に伝うるなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...畏くも 天皇陛下は該式場に親臨あらせられ、御親閲を賜り、優渥な勅語を賜うた...
戸坂潤 「社会時評」
...「賜りたる性」かとも...
外村繁 「澪標」
...是非いちど自分の村へも御来駕(ごらいが)の栄(えい)を賜りたいと懇願した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...速やかに允可(いんか)を賜りぬ...
福沢諭吉 「慶応義塾の記」
...笛一管に忍ぶ摺染めの荒布を添えて賜り...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...私を信用してくださる栄誉を賜り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...全員に最高の栄誉を賜りました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...拙作「歌へる日まで」に就て身にあまる程の賞讚辞を賜り満悦に存じました...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...そこなる姫御寮より餞別の酒を賜り...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...即ち数日を出でずして西本願寺に勅書を賜りしかば...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...「いえいえご酒宴を賜りながら...
吉川英治 「三国志」
...よろしくお伝え賜りたい」と...
吉川英治 「三国志」
...願わくば琉球(りゅうきゅう)を賜りたいもので」秀吉はふと眼をまろくして...
吉川英治 「新書太閤記」
...大杯を賜りたい」「これか――?」それにはまだ酒がたたえられていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...寛永五年師五十二歳、堀尾吉晴(よしはる)の女婿(ぢよせい)たる石川忠総(ただふさ)の外護により、法山に瑞世(ずゐせい)し、紫衣を賜り、爾来(じらい)諸国餉参(げさん)の衲子、師の道風をしたひその会裡に集るもの無慮――愚堂の伝は、略伝としても、なかなかこんなことでは尽きない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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