...果子など多く賜り...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...大きさはかくかく」というお言葉を賜りました...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...秋の海荒るゝといふも少しばかり拝謁や菊花の階を恐懼(きょうく)して拝謁を賜りければ菊の花御船(みふね)今静(しずか)に進む夜長かな十月二十四日 別府亀の井を出て乗船...
高浜虚子 「五百五十句」
...かたじけなくも御親書を賜り百雷一時に落ちる以上の強い衝動を覚えられ...
太宰治 「右大臣実朝」
...匠作泰時さまはただちに御前ちかく召されておほめの御言葉を賜りましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...お供の者のこらず御ところに参候して御盃酒を賜り...
太宰治 「右大臣実朝」
...「臣は優渥(ねんごろ)なお言葉を賜りながら...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...元祖同様に知行(ちぎょう)を賜りぬる事なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...……実に西博士は創立以来わが学園のもつ我等が指標にして畏くも教育者に賜りたる勅語の『健全ナル国民ノ養成ハ一ニ師表タル者ノ徳化ニ俟ツ』と仰せられたる御聖旨に副い奉るもの...
戸坂潤 「社会時評」
...速やかに允可(いんか)を賜りぬ...
福沢諭吉 「慶応義塾の記」
...私を信用してくださる栄誉を賜り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...拙作「歌へる日まで」に就て身にあまる程の賞讚辞を賜り満悦に存じました...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...御鴻恩(ごこうおん)にて、御地を賜り、道場一軒なりと、開かせいただかば辱(かたじ)けなく――」この言葉を聴くと三斎よりも、闇太郎の瞳が異様な煌(かがや)きを帯びて来るのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...旅費さえ添えて賜りしを持て帰りて...
森鴎外 「舞姫」
...丞相に謁(えつ)を賜りたいと陣門にひかえております」と...
吉川英治 「三国志」
...よろしくお伝え賜りたい」と...
吉川英治 「三国志」
...すずやかな香味ですわい」「さる高貴なおん方(かた)の賜り物です...
吉川英治 「新・水滸伝」
...寛永五年師五十二歳、堀尾吉晴(よしはる)の女婿(ぢよせい)たる石川忠総(ただふさ)の外護により、法山に瑞世(ずゐせい)し、紫衣を賜り、爾来(じらい)諸国餉参(げさん)の衲子、師の道風をしたひその会裡に集るもの無慮――愚堂の伝は、略伝としても、なかなかこんなことでは尽きない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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