...アシビキ号の辻中佐との一糸(いっし)乱れぬぴったりと呼吸(いき)の合った賜物(たまもの)だった...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...匠作泰時さまはただちに御前ちかく召されておほめの御言葉を賜りましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...かくて軍神アレースの賜へる鎧剥ぎ取りつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...冀(こいねがわ)くは殿下観覧を賜いて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...私の父に賜わった邸は...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...以前は家老でさえも膝行して盃を賜わるという風であったのを...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...首には例の国王殿下から賜わったという金銀のメタルが輪になって輝いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...致仕後の詩に「勧農総歴廿回春 馬歯俄然過二七旬一労似三羸牛倦二民用一飽如三老鼠食二官一雲南四郡看レ山遍 芸北三川度レ水頻 知道君恩無二極已一衰来還賜自由身...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...若しくは賜與することは...
日本国 「日本國憲法」
...賜氷の節、また氷室(ひむろ)の御祝儀ともいって、三月三日の桃の節句、五月五日の菖蒲(しょうぶ)の節句、九月九日の菊の節句についで古い行事で、仁徳天皇の御代に山(やま)ノ辺(べの)福住(ふくずみ)の氷室の氷を朝廷に奉(たてまつ)って以来、六月朔日を氷室の節といい、西の丸では、富士氷室の御祝という儀式があり、大奥、御台所は伺候の大小名に祝いの氷餅(こおりもち)をくださる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...是(こ)れぞ文明開化の賜(たまもの)でしょう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...本邦にも義経五位尉(ごいのじょう)に成れた時かつて院より賜わった馬をも五位になす心で太夫黒と呼んだなど似た事だ...
南方熊楠 「十二支考」
...まず賜盃から始まって...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...継母と仲人への怨(うらみ)を晴らし賜はりし男らしき御仕打ち...
夢野久作 「白くれない」
...金襴(きんらん)の戦袍(せんぽう)とを賜わった...
吉川英治 「新書太閤記」
...九天玄女(あまつめがみ)の天書(ふみ)を賜うて月兎(げっと)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...功によって賜わった相伝の荘園...
吉川英治 「平の将門」
...賜(し)は政に従わしむべきか...
和辻哲郎 「孔子」
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