...予に教化(きょうげ)を施せと霊夢を賜ったのに相違ない...
芥川龍之介 「邪宗門」
...特別を以て三週間の賜暇を許され...
石川啄木 「葬列」
...全く科学の叙述様式が与える賜である...
戸坂潤 「科学論」
...やむことを得ずしてさせられた精進潔斎(しょうじんけっさい)の賜物(たまもの)であるとわかっているならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな会釈(えしゃく)を賜わるほどのことは例外でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...日ごろ功労のあった重臣に鶴の血をしぼりこんだ『鶴酒(つるざけ)』を賜わるのが例になっていた...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ただこれを古人の陰徳恩賜と言うべきのみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...須(すべか)らくまず臣に死を賜わるべし...
穂積陳重 「法窓夜話」
...死を賜わりたい旨願い出たところ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まず重臣たちに対する賜盃があり...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...それとなく私とあなたとを会わせて賜わりましたから...
吉川英治 「三国志」
...ふたりは母公のおゆるしを賜い...
吉川英治 「三国志」
...親しく賜酒(ししゅ)のことがあり...
吉川英治 「私本太平記」
...大学様に御家督(ごかとく)下(くだ)し賜(たま)わるよう...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...天覧を賜わった物とすれば...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...ようして賜(た)もるに...
吉川英治 「茶漬三略」
...紋太夫にお手討を賜わりますよう……」「本心か」「紋太夫が生涯の言はみな嘘であろうとも...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...「価(あたい)を賜わりたい」とも...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??