...その祈願(きがん)が叶(かな)えば神界(しんかい)から雨(あめ)を賜(たま)わることのようでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...その隼人に大臣の位を賜わつて百官をしてこれを拜ましめたので...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...そこでその老女に物を澤山に賜わつて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...彼らになんの罪があろう? そのような恐ろしい賜物を...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...又特賜二汝紺地句文錦三匹...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...直ちには賜わらぬので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...朝廷から口宣を賜わるので大(おお)ッ平(ぴ)らに献上物等もした...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...即ち第三の郭中へ更に邸を賜わった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...成島柳北が下谷和泉橋通(いずみばしどおり)の賜邸(してい)を引払い...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...先進の賜(たまもの)なり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...賜わった弊物が間に合って...
柳田国男 「海上の道」
...博士(はかせ)夫人の賜(たま)へる焔(ほのほ)の色の薔薇(ばら)ありき...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...わしも少し変だと思ったが」「お馬を賜わり...
吉川英治 「三国志」
...確(しか)とわかった」として賜酒(ししゅ)の儀を取りおこない...
吉川英治 「私本太平記」
...裏はもみ紅梅(こうばい)に銀摺(ぎんずり)の小袖をこそ賜われ」歯に衣(きぬ)を着せぬ玄蕃允が云い分であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...御様子をおうかがいして来て賜(た)も」「でもなお...
吉川英治 「新書太閤記」
...念仏をひろめ賜うために立って今朝は教化(きょうげ)の旅の門出(かどで)――)と信じているので...
吉川英治 「親鸞」
...この上総介にこそ賜わるべきであるまいか」と...
吉川英治 「源頼朝」
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