...朝廷賜(たま)ふ所の賞典(しやうてん)二千石は...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...これは天上皇帝の神勅を賜わって...
芥川龍之介 「邪宗門」
...このような研究こそじつに我々人間にとってこの上なく尊い賜物であると云(い)わなくてはならないでしょう...
石原純 「ルイ・パストゥール」
...故鄭重賜汝好物也...
陳壽 「魏志倭人傳」
...賜へ等しき光榮を』 205然く衆軍祈るまに黄銅光る鎧着つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...神プォイボス・アポローン賜へる三重(みへ)の堅甲は青銅の槍はね返す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...院の中央の庭には、畏多くも 皇太后陛下が、癩患者に賜りし、つれつれの友となりても慰めよ行くことかたき我にかはりての御歌が、石に刻まれてあつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...大公爵から賜わった新しいりっぱなピアノをばかりひいているというのも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...又徳川慶喜公の晩年に公爵を賜はつたりなどする時には...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...故鄭重賜二汝好物一也...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...決して官から賜らなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この粥は一般の武場へ藩から奨励の為に賜わったものである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...伯爵の位を賜はり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...何ぞ一つ見せてたも」「お恥しい鄙(ひな)びし手振――なれど御所望賜いますれば...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...初子の日に蚕室を掃除し初むる行事が宮廷に及ぼして子の日の御宴に玉帚を賜うて一盃やらかしたもうに至ったので...
南方熊楠 「十二支考」
...ロダン夫人の賜へる花束とある一つの抽斗(ひきだし)を開きて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...抱えていた恩賜(おんし)の御衣と玉帯を...
吉川英治 「三国志」
...身をいとうように仰せ伝え賜われ...
吉川英治 「親鸞」
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