...偏(ひとえ)にお爺(じい)さまのお仕込(しこ)みの賜(たまもの)でございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...真に宮崎氏の超人的活動の賜物である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...午飯(ひる)に一銚子(ひとちょうし)賜ったそうで...
泉鏡花 「婦系図」
...神はかくのごとき不用人間を要し賜わず...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...名を雷と賜いしことあり...
高木敏雄 「比較神話学」
...肩に懸けられし恩賜の御衣に一門の譽を擔ひ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...中に立って斡旋尽力した賜物(たまもの)である...
中里介山 「大菩薩峠」
...とに角主體としての存立を保つてゐることそのことがすでに反逆を反逆として認めぬ惠みの賜物なのである...
波多野精一 「時と永遠」
...やがて恩賜金を受取るとさっさと老母を見捨てて岩井のところを立去ったのである...
原民喜 「翳」
...最初上帝が賜わった三十年の間は何一つ苦労なしに面白く暮し遊ぶが...
南方熊楠 「十二支考」
...主上御箸つきの御膳部を賜わり...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「賜暇で保養にまいっていたのですが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...黒書院にて将軍家(家綱)に謁を賜う...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...嘉治隆一の諸君は種種の配慮を賜はるのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...貴公から礼にと手前へ賜わった剣です...
吉川英治 「三国志」
...丞相が嚢を賜うたのでござる」と...
吉川英治 「三国志」
...酒を賜わることになっている...
吉川英治 「三国志」
...お励ましを賜わるなれば...
吉川英治 「新書太閤記」
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