...西洋機巧の文明に賛嘆の声を惜まざりしならん...
芥川龍之介 「骨董羹」
...ボスコウィッチは賛嘆した...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...賛嘆の声をもらした...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...蛾をはたき落とす猫をうらやみ賛嘆する心がベースボールのホームランヒットに喝采(かっさい)を送る...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...質朴(しつぼく)な賛嘆の情をもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らはたがいに賛嘆しあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...山田は愚鈍な賛嘆のうちにぼんやり聞いていた...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...さすがに賛嘆の声を発した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...擯斥(ひんせき)すべき醜悪なる一面と賛嘆すべき荘厳なる一面とが存する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人々の賛嘆し献身する親愛なる将帥にすぎなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...囚人に対する賛嘆の情が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...真理の近似値にさえ無条件に賛嘆の声を放つみすぼらしい老人になっている私であった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...閭巷の小民をして聚觀して之れを賛嘆せしむるも...
中島徳藏 「巽軒先生喜壽の祝辭」
...いわんや僕が五十になれば先も五十になるなんて遠い未来は全く頭の中に浮かんで来なかったって」「無邪気なものですね」と兄はむしろ賛嘆(さんたん)の口(くち)ぶりを見せた...
夏目漱石 「行人」
...老婦人はこの率直で受難の少女を賛嘆していた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...そして若者独特の信頼から溢れ出たあの素朴な賛嘆を心に刻みつけながら...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...或る間あれほど賛嘆された作家でありながら...
水野葉舟 「言文一致」
...車中で嘆息しながら独語賛嘆された...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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