...豐なる賚(たまもの)を望む...
トゥルゲニエフ Ivan Tourguenieff 上田敏訳 「あすは、明日は、」
...病痾の賚賜である...
種田山頭火 「其中日記」
...さほどに苦しまずしてその意を解することを得たのは今は既に世になき翰の賚(たまもの)であると言わねばならない...
永井荷風 「梅雨晴」
...至大なる自然の賚(たまもの)である...
夏目漱石 「坑夫」
...その自然の賚が偶然にも今自分の頭の上に落ちて来た...
夏目漱石 「坑夫」
...一々に批判し去る能力がなかったなら――ありがたい事に自分はこの至大なる賚(たまもの)を有(も)っている...
夏目漱石 「坑夫」
...彼等は愛の刑(けい)と愛の賚(たまもの)とを同時に享(う)けて...
夏目漱石 「それから」
...彼等は愛の刑と愛の賚(たまもの)とを同時に享(う)けて...
夏目漱石 「それから」
...国際法の基礎的経典とも称すべきこの「平戦法規論」という大文字の恩賚(おんらい)を受けて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...即ち此学統のせめてもの賚(たまもの)ではなかつただらうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...字大賚(あざなはたいらい)」と註し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしの此証左を得たのは浜野氏の賚(たまもの)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其子儀右衛門政賚(せいらい)の弟にせられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...上帝賚殊命(じょうていしゅめいをたまう)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...札賚特(チヤレエト)...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...札賚特旗の領地だけでも約二十万天地(我が六百六十七方里弱)に上り...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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