...その結果、昭和四年七月、板垣大佐を総裁官とし、関東軍独立守備隊、駐箚(ちゅうさつ)師団の参謀らを以て、哈爾賓、斉々哈爾(チチハル)、海拉爾(ハイラル)、満州里(マンチュウリ)方面に参謀演習旅行を行なった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...賓辞を転倒するの過失を証明せり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...何しろ当夜の賓客は日本の運命を双肩に荷う国家の重臣や朝廷の貴紳ばかりであった...
内田魯庵 「四十年前」
...国賓級人物を以て組織せられていたが...
海野十三 「地球発狂事件」
...来賓はオブライエン少将...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...言葉も同じく考えの賓(ひん)...
新渡戸稲造 「自警録」
...一千にあまる来賓はすべての階級を網羅(もうら)し...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...今しも帝国ホテルの豪奢な貴賓用の一室で眼をさます...
久生十蘭 「魔都」
...第一の貴賓として右大臣は御招待申し上げたのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...描かれる賓(ひん)とは別のものではありません...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...和蘭(オランダ)に居た若島中将閣下は哈爾賓(ハルピン)から飛行機で来たあの爺(じじい)の写真を見ただけで...
夢野久作 「人間レコード」
...今朝哈爾賓の満鉄公所から送つたと電報で通知のあつた私達四人の汽車のパスがまだ受取れない...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...支那の軍閥に威張られてゐる哈爾賓での事のやうで無く...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...隣りに吉井勇氏、彼方に、洋畫壇の猪熊弦一郎氏夫妻など、來賓の中にも、をちこち、知人の顏の見えるのが心づよい...
吉川英治 「折々の記」
...京極家では賓客の礼をとって迎えの行列を出した...
吉川英治 「剣難女難」
...佳賓におすすめ申しあげて賜(た)も」母公のご機嫌は一通りでない...
吉川英治 「三国志」
...ひそかに主賓の下馬評(げばひょう)さえ種々(さまざま)に囁(ささや)かれていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...行家を主賓とした小宴がひらかれた...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索