...賑やかな大通りへ出たら...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...近来甚だしく賑やかなことが好きになり...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...まちは賑やかであった筈(はず)だが...
太宰治 「走れメロス」
...みんな親しく賑やかに話し合ふ...
種田山頭火 「旅日記」
...市駅で連中といつしよになる、十時の汽車で田ノ窪へ、そこから一里ばかり歩いて拝志の小山邸へ、同行は一洵、月邨、三土思夫妻、布佐女、栗田姉妹、――男四人の女四人で、賑やかであつた、田舎はよいなあと思ひながら野を行き川を渡つた、皿ヶ峰は特殊の上形をひろげてゐた、重信川はすつかり涸れてゐた...
種田山頭火 「松山日記」
...すでに概念は見つくした仙台の城下の賑やかなところへ立戻ろうとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...賑やかな物音のする心地(ここち)がすると...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...こんなに賑やかなところにいて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...賑やかな笑い声をあげている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...愛子は何でも俺を本位として俺に賑やかな生活を与へるのに専念して居るらしいが...
平出修 「畜生道」
...賑やかではあるが間のびのした調子の囃子が...
牧野信一 「蝉」
...良吉のゐた時分のやうな賑やかな笑ひ聲や打ち解けた雜談は二階では跡を絶つてゐて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...何だかごちゃごちゃして賑やかな部屋の様子を一太は珍しそうに見廻った...
宮本百合子 「一太と母」
...ここで賑やかにこんなことがやれたから――」と云った...
「鏡餅」
...(ただあなたのところへ味の素その他もうないに違いない日用品を入れてさし上げるのが間にあわなかったので相すまなく存じましたが)大晦日は大層賑やかでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...座はもう賑やかになり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...すると賑やかな演劇囃子(しばいばやし)が耳の穴へ流れこんできた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして大勢の郎党たちと共に、雑穀や木の実をつき交ぜた異様な粥に、小鳥の肉など炙(あぶ)って、賑やかに、食べていた時である...
吉川英治 「平の将門」
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