...店は四条通りの賑やかなところにあったから...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...その頃私たちは四条通りの非常に賑やかな通りにいまして...
上村松園 「昔尊く」
...この卓子が一番賑やかだ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...通りの賑やかな激しいざわめきが...
高見順 「如何なる星の下に」
...春頃のどんちゃん賑やかだった景気も一と盛り...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一同元気づいてだいぶ賑やかに騒いだりした...
寺田寅彦 「二つの正月」
...炉中の火も賑やかに燃え...
中里介山 「大菩薩峠」
...堀川は三味線もので賑やかなばかりで実(み)がないからよそうと云うと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...賑やかなあとのさびしさがたまらなくきらいだった...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...多勢の友人にとりかこまれたやうな賑やかなものを身につけてしまふ...
林芙美子 「浮雲」
...賑やかな家族になつておめにかゝります...
林芙美子 「秋果」
...この露次は急に賑やかになり...
原民喜 「翳」
...文壇から退かれて久しい割には極めて賑やかに進行し従つて采花荘の混雑も一通りではなかつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...賑やかなのにびっくり致しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こたつのまわりに皆あつまって賑やかです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...賑やかさ、きこえましたろう? もうきっとみんなひき上げて、ユリも二階へひきあげて手紙でもかいているかな、あなたがそんな風にお思いになりそうな頃(夜八時頃)は、いろんな真面目なことや可笑しいことで大笑いの最中でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこへ塩野は気軽に二人の傍へ近より板についた賑やかな握手をした...
横光利一 「旅愁」
...いつも騒々(そうぞう)しく賑やかなのは...
吉川英治 「新書太閤記」
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