...蜘蛛にも時によつては讚められる資格のあることもわかつてゐるのです...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...資格のある志望者は...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...あなたと一緒になれる資格のあるのは私だけだと...
太宰治 「冬の花火」
...僕はこいさんを妻に持つような資格のある人間でないことは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もしこういう資格のある軍事評論家を...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...経験として語りうる資格のあるやつは一人だっていやしないんだ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...其は假(か)りにお房に手を握(にぎ)る資格のあるものとして...
三島霜川 「平民の娘」
...貧しい人々にも恋愛をよろこぶ資格のある人にはその権利をみとめ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...使った! ハッハ! 神だけがする資格のある事を...
三好十郎 「冒した者」
...続けて教職についている資格のある先生は一人も居なくなります...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...そうした山荘の風雅な女主人になる資格のある人であると源氏は思っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若い女で宮中へ出る資格のある者が陛下を拝見しては御所の勤仕を断念できるものでないはずだ」と源氏が言うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まずもって爰(ここ)にはそれを判決するだけの資格のある者が入用なので...
柳田国男 「木綿以前の事」
...弘の名前を使う資格のある人が...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...師範たる資格のある人物が選ばれなければならない...
山本周五郎 「花も刀も」
...持つべき資格のある者に持たれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...立派に良人たる資格のある男だということを...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...資格のあるものは非常に熱心に...
和辻哲郎 「鎖国」
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