...ババリアのマキシミリアン王子がフランスの大将という資格で観兵式をやっている所を通りかかった...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...二男賛次郎は大戦中陸軍大尉の資格で糧秣廠(りょうまつしょう)に通っていたが...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...その時分緑雨は『国会新聞』の客員という資格で...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...殆んど全く対句と同様な資格で使われているに過ぎないのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...特別な言葉を尊重しシンタックスを変え行をさえ変更することが詩の資格であるか...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...もし道徳に社会科学の方法という資格でも与えられるとしたら...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...そしてベートーヴェンの代表者だという資格で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大和天誅組には伍長の資格で参加し...
服部之総 「志士と経済」
...その兩方の資格で...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その資格でならば私は彼と一緒に大洋を横切り...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そこへ阿賀妻は開拓使貫属の資格でやって来た...
本庄陸男 「石狩川」
...連合軍側の戦時特派員という資格で...
宮本百合子 「明日の知性」
...学生というはっきりした資格でもなくて...
宮本百合子 「女の学校」
...そこへDさんが良人としての資格で来ることについてあなたのお感じになる心持...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なにも武芸に強いばかりがお侍の資格ではないじゃありませんか」「世間ではからかう人間が必要なんですよ」と六兵衛はまた溜息をついた...
山本周五郎 「ひとごろし」
...いつもザックバランの対等の資格で割り込んで行って...
夢野久作 「近世快人伝」
...どういふ隊で、どういふ資格で、と云ふやうな所屬は明白でないが、彼の父祖以來の郷土的な關係から推して、浮田中納言の一部隊につき、輕輩な一兵士として出陣したに過ぎないことは想像に難くない...
吉川英治 「折々の記」
...ポルトガルの使節という資格であるから...
和辻哲郎 「鎖国」
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