...「賃銭が少なくてやりがいがない」...
...「今月の賃銭が振り込まれた」...
...「賃銭は時給で計算される」...
...「賃銭不払いで労働組合がストライキを決めた」...
...「賃銭以外にも福利厚生が整っている企業を選ぶ」...
...すると車夫は十二銭の賃銭(ちんせん)をどうしても二十銭よこせと言う...
芥川龍之介 「馬の脚」
...方外(ほうがい)な賃銭を渡す間も惜しいように...
芥川龍之介 「妖婆」
...たった十銭の賃銭ではあったが...
犬田卯 「錦紗」
...なか/\手間(てま)に賃銭(ちんせん)を当(あて)て算量(つもる)事にはあらず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...やすく賃銭(ちんせん)をねぎって乗った...
田山花袋 「田舎教師」
...賃銭は武家の払うのは五十年も前の相場で払うので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...旅客をも賃銭を取って乗せてたので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...また糸にしてはひきかへしたその賃銭がいくらとかで...
中勘助 「銀の匙」
...都下の諸新聞活版職工賃銭値上運動のため当分休刊の由...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...人力車(じんりきしゃ)は賃銭(ちんせん)の高いばかりか何年間とも知れず永代橋(えいたいばし)の橋普請(はしぶしん)で...
永井荷風 「深川の唄」
...そうでなければ夜半過ぎてから円タクの賃銭をグット高くすればいいでしょう...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...賃銭も安くするようなことを言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...前以ってそれだけの賃銭を増して約束する...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...轎夫(きょうふ)が分からぬことをいって賃銭(ちんせん)を強請(ねだ)ったり...
新渡戸稲造 「自警録」
...また賃銭(ちんせん)を要求するためでもない...
新渡戸稲造 「自警録」
...幾らかの賃銭(ちんせん)で肉體の全(すべ)てを示(み)せてゐるやうな賤(いや)しい女(をんな)だ...
三島霜川 「平民の娘」
...大工さんたちはみんな平太を好きでしたし賃銭だってたくさん払ってゐましたのにどうした訳かをかしな顔をするのです...
宮沢賢治 「革トランク」
...それからトランクと一緒に俥に乗って町を通り国道の松並木まで来ましたが平太の村へ行くみちはそこから岐(わか)れて急にでこぼこになるのを見て俥夫はあとは行けないと断って賃銭をとって帰って行ってしまひました...
宮沢賢治 「革トランク」
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