...貼札を貼るのを手伝ってください...
...イベントの貼札を作ってくれるデザイナーを探しています...
...この街では、自転車の貼札がされていないと違反です...
...貼札は水に弱いので、雨の日は交換する必要があります...
...今回の選挙で、候補者の貼札が路上にあふれている...
...批評家にさう云ふイズムの貼札(はりふだ)をつけられたのを許容(きよよう)する場合はありませう...
芥川龍之介 「イズムと云ふ語の意味次第」
...クミチンキと貼札したる薬瓶あり...
石川啄木 「閑天地」
...かしほんの貼札(はりふだ)だ...
泉鏡花 「絵本の春」
...県の長浜村では戸ごとに貼札して「遍路乞食及び吏権党遊説員は門内に入るべからず」の文句をかかげたという些事さえ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...貸二階の貼札を見つけた...
種田山頭火 「行乞記」
...『朝日新聞』お断わりの貼札を出したものが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...京成電車踏切近くなる門構の家に汁粉一圓四十五錢との貼札出せるを見...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...私はまたこういう静な坂の中途に小じんまりした貸家を見付ると用もないのに必ず立止っては仔細(しさい)らしく貼札(はりふだ)を読む...
永井荷風 「日和下駄」
...「仲裁無用」かの松の樹の貼札(はりふだ)の下まで来て突っ立って...
中里介山 「大菩薩峠」
...幾多の人があんぐりと口をあいて見上げている大きな貼札――「お差止により興行中止仕候」さすがの道庵も...
中里介山 「大菩薩峠」
...この貼札(はりふだ)はおれのために特別に新調したのかも知れない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「四時過ぎに古川郁郎(ロッパ)の声帯模写あり」と場内に貼札してある...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あまり大きすぎる字で書いてある往来の看板や貼札(びら)と同じように...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...夫を探し妻を探し親を探し子を探す哀れな人たちの貼札によつて...
正岡容 「大正東京錦絵」
...保さんは父が大きい本箱に「江戸鑑(えどかがみ)」と貼札(はりふだ)をして...
森鴎外 「渋江抽斎」
...出るとすぐ「名妓」という貼札が付いた...
山本周五郎 「新潮記」
...貼札に順応して生きてきた習慣があった...
山本周五郎 「新潮記」
...その左側の壁に「御見舞受付……歌原家」という貼札がしてある...
夢野久作 「一足お先に」
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