...蓄音機の前へ歩み寄つてレコオドの貼り札を検(しら)べることにした...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...引ナシ金五十銭」と云ふ貼り札の帯をかけたまま...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...イゴイズムの作家と云う貼り札を受けた...
芥川龍之介 「「菊池寛全集」の序」
...エポスに詩を発した西洋人はこの「有声の画」の上にも邪道の貼り札をするかも知れぬ...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...しかし仮に客観と云ふ便宜上の貼り札を用ひるとすれば...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...……僕は誰かの貼(は)つた貼り札によれば...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...「面会謝絶」という主治医の貼り札を戸口に出してもいっこう無駄である...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...結局その日から貼り札は中止した...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...やあえらいことになりましたなあ」旅行中の貼り札帆村はその足で...
海野十三 「蠅男」
...「おおあすこに何か貼り札がしてある!」その玄関の扉のハンドルに...
海野十三 「蠅男」
...幾んど下宿屋毎に『有空房』の三字の貼り札あり...
大町桂月 「飛鳥山遠足」
...「面会謝絶」などという傲慢無礼な貼り札は...
野村胡堂 「胡堂百話」
...「古川様専用」と貼り札をしちまやがった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
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