...日陰の道ばかり歩いて一生涯を費消する宿命もある...
太宰治 「花吹雪」
...往復だけで既に二時間を費消する事になる...
太宰治 「未帰還の友に」
...物資を費消するならば...
種田山頭火 「其中日記」
...しかも彼はそれを利用し費消することがなかったので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...喰う米も無い(当時一升十銭時代)貧窮のただ中に大枚二円五十銭の小遣(催能の都度に祖父が費消する定額)を渫(さら)って弟子の駈り出しに出かけたので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...食物と衣服を一番費消する人種というものは...
横光利一 「上海」
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