...その教会および慈善上に費やすところの金...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...団体の内部の争いのために費やす力は団体が外に向うて働く力から引き去られるゆえ...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...なお明治以後の俳句がいかに季題を取り扱おうとしているかということについて簡単に一言を費やすつもりですが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...こんなことで時間を費やす位なら...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...しばらく絵筆をすてて物に親しむ事に多くの時を費やす必要がある...
寺田寅彦 「二科会展覧会雑感」
...わざわざ贅言(ぜいげん)を費やす必要を感じる...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...日に千金を費やす...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...少しく言を費やすのもむだではあるまい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...祖父はそのあわれな老いた微笑を空(むな)しく費やすのみだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...到底長塚君の「土」の爲に是程言辭を費やす事は出來ない理窟だからである...
長塚節 「土」
...諸君が本業に費やす時間以外の余裕を挙(あ)げて文学書を御読みにならん事を希望するのであります...
夏目漱石 「道楽と職業」
...津田は腹の中で往復に費やす車夫の時間さえ考えた...
夏目漱石 「明暗」
...これがため労するところの力と費やすところの金とに比すれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ローマ帝ヴェスパシャヌスは公事に鉅万(きょまん)を費やすを惜しまなんだが...
南方熊楠 「十二支考」
...以前は参拝や祭礼にいかに多銭を費やすも...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...うっかり紙数を費やす恐れがあるが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ムダ金と人工を費やすためのものになつてしまつた...
吉川英治 「折々の記」
...かくも長い月日をここに費やすとは」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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