...出來るだけ多くの時間を小兒等のために費やすのが滿足だと謂ふのだから...
石川啄木 「漂泊」
...旅店その他において毎日費やすところのものをいう...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...一人十円ずつ費やすものと定むるときは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...その教会および慈善上に費やすところの金...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...且つ随分暑い処に長く時を費やすことは甚(はなは)だご来臨の諸君に対して御気の毒にも存じますから...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...渦の最下部まで達するのにどれだけの時間を費やすか? ……仮に午前七時に捲き込まれたと想像しますれば...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...自然との闘いに力を費やすことが少ないので...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...しばらく絵筆をすてて物に親しむ事に多くの時を費やす必要がある...
寺田寅彦 「二科会展覧会雑感」
...わざわざ贅言(ぜいげん)を費やす必要を感じる...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...もちろん私自身はそれらのことに深い考慮を費やす必要を感じなかった...
徳田秋声 「蒼白い月」
...無駄(むだ)に言葉を費やすより...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...祖父はそのあわれな老いた微笑を空(むな)しく費やすのみだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...到底長塚君の「土」の爲に是程言辭を費やす事は出來ない理窟だからである...
長塚節 「土」
...この論法の欠陥を示すために多言を費やす必要はないであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...惜しげもなく用い費やすこと...
柳田国男 「海上の道」
...半日をも費やすまいと考えたにちがいない...
吉川英治 「黒田如水」
...無用の翰墨(かんぼく)と貴重の日を費やすようなことは...
吉川英治 「三国志」
...時を費やすのみで...
吉川英治 「新・水滸伝」
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