...やはりこれだけの長い年月を費やす必要があったのだ...
有島武郎 「片信」
...旅店その他において毎日費やすところのものをいう...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...団体の内部の争いのために費やす力は団体が外に向うて働く力から引き去られるゆえ...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...坑で費やす時間は平均で8時間から9時間である...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...朝顔を見たことのないエスキモー土人に朝顔を説明するに百万言を費やすよりも写真か映画で一分間を費やした方が早分りである...
寺田寅彦 「教育映画について」
...早朝忘我の一時間を菊の手入れに費やすは一種の「さび」でないとは言われない...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...日に千金を費やす...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...少しく言を費やすのもむだではあるまい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ただ彼はそれに費やす時間と努力とを厭(いと)った...
夏目漱石 「道草」
...而してその一漲一落必ず六時間を費やす...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...ローマ帝ヴェスパシャヌスは公事に鉅万(きょまん)を費やすを惜しまなんだが...
南方熊楠 「十二支考」
...一度伐らば億万金を費やすもたちまち再生せず...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...うっかり紙数を費やす恐れがあるが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...半日をも費やすまいと考えたにちがいない...
吉川英治 「黒田如水」
...いずれも粘(ねば)りづよく頑張るのでいたずらに日を費やすのみと...
吉川英治 「三国志」
...――これ以上金ヶ崎一城に、日を費やすのも、兵を損じるのも、策を得たものではありませぬ」「では、なにか、それをなさずに、敵の本拠へ迫る御案がありますか」「まず、木下へいわせてごらんなされい...
吉川英治 「新書太閤記」
...かくも長い月日をここに費やすとは」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...時を費やすのみで...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索