例文・使い方一覧でみる「貸し」の意味
スポンサーリンク...世界各国に金を貸して居つたと云ふ聯想が浮ぶのでありますけれども... 
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...餘ほど好意ある人から信用貸しを仰ぐか...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ノオトを貸してもらい...
太宰治 「新ハムレット」
...貸してくれたまえ...
田中貢太郎 「提灯」
...気前よくポンと千五百か二千貸してあげたら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...決して貸した金の催促をしなかった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そして彼は丁寧（ていねい）な冷淡さで耳を貸した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もっとも下宿の方でも信用しているから貸しておくし...
夏目漱石 「道楽と職業」
...無辜（むこ）の人民は身の進退を貸して他の草紙に供するが如きことあらん...
福沢諭吉 「学者安心論」
...貸したその時にアレを写しはしなかったろうかと如何（どう）も気になって堪（たま）らない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...拳銃を貸してくださればやります...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...肩を貸して、少し休ませて...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...鳥渡（ちょいと）顔を貸して――」土間を通って事務所になっている表の入口へ出る迄...
牧逸馬 「上海された男」
...時計を貸してあげるといいましたし...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...長えこと人に貸しといたものが返って来た...
山本周五郎 「青べか物語」
...おれの云うことが信じられるなら刀を貸してくれ...
山本周五郎 「失蝶記」
...ちょいと耳を貸しねえ...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...なぜなら顔馴じみになると、貸しがつもり、貸したがさいご、それは容易に払ってくれないからであった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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