...男のためになら何事でもという捨てばちな満足を買い得ないではなかったが...
有島武郎 「或る女」
...金の力を以て何人にも買い得らるる最も浅薄に最も下品なる娯楽に満足しつつあるにあるのであろう...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...金を納めて位階・特許等を買い得るの方法を設けたるに...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...非常な廉価で買い得られたわけで...
上村松園 「幼き頃の想い出」
...はじめて郷国の真価値がその額面通りに買い得るというものだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...この交換者は二四ヘクトリットルの燕麦を買い得る...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...二〇ヘクトリットルの燕麦しか買い得ない...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...(A)は単位ずつによってしか買い得られないのであるから...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...カント学派の「哲学者」達の尊敬を殆んど買い得なかったらしいのは残念である...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...そうすればあるいは判事らの寛大な処置を買い得たかも知れなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鑑識家らの嘆賞を買い得た...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それも買い得なかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...九クヲタアの価値の所得のある国とほとんど同じだけの衣服その他の便宜品を買い得ないとすれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...二三十銭位で買い得るであろう...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...買い得て蔵していた本とを挙げている...
森鴎外 「渋江抽斎」
...買い得たとはいえぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...とうとう何も買い得なかった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...慰楽品及び必要品の価格騰貴の前に彼が購入したと同一のそれらの貨物をば買い得しめるほど十分には騰貴しないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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