...それだけなければ『買い上げ』てやると突っぱねられ...
犬田卯 「荒蕪地」
...是非お買い上げを願いとう存じまするで...
海野十三 「発明小僧」
...杉山さんがダイヤをお買い上げになった時でした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...宮内省御買い上げという下げ札が附いて開会期中そのまま陳列することにして公衆の展覧に供した...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...宮内省で絵画並びに彫刻でもお買い上げになるので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...六ペソの高価で買い上げてくれるからであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...資本家によって買い上げられたパテントは旧いパテントで充分に利潤が上っている限り永久にとって置きになるかも知れない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...その製品を買い上げて救済の形を与えようとしているそうだが(一九三四年十一月十九日『読売』)之も亦...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...シェパードを軍用犬の種犬として買い上げるために徴兵検査を行ったが(甲種合格十四頭)...
戸坂潤 「社会時評」
...既製の大工場を三つ買い上げることになった...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...買い上げられる会社の方では...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...ナポレオン一世の手に買い上げられてジョセフィン皇后に贈られました...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...××宮様お買い上げの光栄を有しますところの...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...しかも父上に馬を買い上げてもらい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...政府はあれを買い上げたのですよ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...鼠を持ち来ってこれも猴と同じくらい食物を荒すから同価で買い上げてくれと言うた由...
南方熊楠 「十二支考」
...中でも有効だったのは鼠の買い上げで...
柳田国男 「海上の道」
...どしどし名駿(めいしゅん)を買い上げた...
吉川英治 「新書太閤記」
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