...その頃某の貴公子この若草手に摘まばやとてさま/″\のてだてを盡しゝに...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...多分に有する権力ありて馬鹿なる一貴公子を想像しみよ...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...ずぶ濡れの姿で貴公子と逢つて...
太宰治 「富嶽百景」
...年若(としわか)き貴公子(きこうし)パリス(下人(げにん)一人(にん)從(つ)いて)出(で)る...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...金釦の貴公子らしい兄弟の少年が庭下駄をはいて...
徳田秋聲 「二つの失敗」
...国貞は美貌の侍女(じじょ)貴公子が遊宴の状(じょう)によりて台(だいしゃ)庭園(ていえん)の美と衣裳什器(じゅうき)の繊巧とを描出(えがきいだ)して人心を恍惚(こうこつ)たらしめ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...瀟洒(しょうしゃ)たる貴公子であるこの人が...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて兵馬はこの貴公子に引き立てられて...
中里介山 「大菩薩峠」
...わしが仲達(ちゅうたつ)の憂目を見せられる」二十この貴公子が...
中里介山 「大菩薩峠」
...またお二方のようなえらい貴公子方にはそんなずうずうしい先生細君なんかの必要はございません...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この二人のすぐれた貴公子に準じて見るほどの人もない世の中ではしかたがないと考えられるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...温は貴公子連と遊んではいるが...
森鴎外 「魚玄機」
...貴公子らしくはなく...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...イギリスの貴公子たちの一隊がフランスに押し渡って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一方には鞍馬(くらま)の奥僧正谷(おくそうしょうたに)の貴公子のように...
柳田国男 「山の人生」
...弱々しい貴公子が...
吉川英治 「三国志」
...この貴公子のまわりへ争って寄りたかり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...街の人々もこの悪貴公子の群れを“花花猟人(おんなかりゅうど)”などと称していた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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