...和蘭陀(オランダ)の貴公子の...
泉鏡花 「印度更紗」
...貴公は何者だ」と小机源八郎は...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...マクドーガル教授の著書「社会心理学」中に在る仮設的の一貴公子の例を引いて下の如く紹介しているが...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...「貴公は谷君を被害地へつれて行ったそうだね」そういって津田へ微笑みかけた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...大遠征軍、貴公子の御大将、艱苦、希望、大見得――そのすべてがついに、むなしい屈辱と、無限に中途半端な睨み合いの底に沈み――つまり、瓢箪鯰の、チロオヌ一流の勝利へと、まるめこまれたのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そつくり貴公子のやうに見えるだらうと思つてゐたのです...
太宰治 「津軽」
...貴公子のところへ毎晩...
太宰治 「富嶽百景」
...英気溌剌たる貴公子であった...
中里介山 「大菩薩峠」
...貴公?井上 よしんば...
三好十郎 「斬られの仙太」
...筑波の藤田氏田丸氏以下全隊士の意見か? つまり筑波党を代表されてのお考えか? それとも貴公一個の?井上 代表だといつ申した? ……しかしながらわれわれは誰やらと違って邦家百年の計のためにともに身命をなげ打って結束した者だ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...(ペルシウス)(a)ナヴァールの女王マルグリットはある貴公子について(彼女はそのお名前を挙げてはおられないけれども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...貴公は、本心を人に秘して、この張飛へも、深くつつんでおられるな...
吉川英治 「三国志」
...途中、柴桑(さいそう)へ寄って、周瑜(しゅうゆ)の病状を見舞いがてら、逐一(ちくいち)物語ると、「ああ、また貴公は、孔明に出し抜かれたのか、何たるお人好しだ...
吉川英治 「三国志」
...貴公はただ側面から...
吉川英治 「三国志」
...「左様な主君の旗下に働かるる貴公は...
吉川英治 「新書太閤記」
...貴公とは死生一つなり...
吉川英治 「新書太閤記」
...今も貴公がそこに持っているのか」「なアに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...今書いたこの手紙を貴公等の親方...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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