...第一貴公のあたまにも...
海野十三 「火薬船」
...女中に案内されて廊下を通っていると一人の貴公子は庭石の上にハンケチを置いてその上をまた小さい石で叩いていた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...貴公は必ずや『汝...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...貴公の、斬口の、鑑定は、女と手を切った時にたのむ」「然し、見事に斬ってあったのう...
直木三十五 「南国太平記」
...かえってこの異国の風流貴公子の相手になって月を見てやる方が好もしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...凉庵先生も言はれたことを貴公も知つて居るであらう」「――」横井源太郎は物々しくうなづきました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...貴公?井上 よしんば...
三好十郎 「斬られの仙太」
...これほどの幼児でいてすでに貴公子らしいりっぱな眼眸(めつき)をして艶(えん)な感じを持っていることも普通の子供に違っているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この二人のすぐれた貴公子に準じて見るほどの人もない世の中ではしかたがないと考えられるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...貴公はどうかするとひどく捻くれた見かたをする」「そいつは言過ぎだぞ...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...貴公は宿の丹前を着て納っているし...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...貴公とわしとは同郷の人間ではないか」「ここは戦場だ...
吉川英治 「三国志」
...「貴公のことだ...
吉川英治 「三国志」
...貴公は錫杖(しゃくじょう)の音を目あてに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『健在だ』『貴公は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――貴公さえ、うんというなら、そのくらいな償いは、何ほどの事でもない...
吉川英治 「平の将門」
...周馬」「貴公もおれも踊れない人間だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...貴公を立会人として...
吉川英治 「宮本武蔵」
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