...これは仮設的の一貴公子の話で...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...貴公子のはうで泳いで来ればいいのに...
太宰治 「富嶽百景」
...貴公にゃ手頃の対手じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...やがて兵馬はこの貴公子に引き立てられて...
中里介山 「大菩薩峠」
...……貴公もようやく念願を達するんだ...
久生十蘭 「金狼」
...くだんの貴公子先生もポルタワからやつて来た...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...この貴公子もざらにある若い男ではなかったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やっぱり貴公か」そう云うのをみると秀之進もあっと眼をみはった...
山本周五郎 「新潮記」
...「貴公なにを云うつもりだ」道之進は相手の眼を見入りながら云った...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...すでに変心した貴公の言葉など聞く要はない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...貴公のような人物を...
吉川英治 「三国志」
...ひとつ貴公らが協力して...
吉川英治 「三国志」
...貴公から出向かなければ動くまい」「秀吉の陣門へ来いと申し上げぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...五町ほど行った所の裏町だ』『貴公たちは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ええ、押ッ放してやるのではなかったのに」「では、追いかけて、貴公も一緒に、お米とやらいう女を、捕まえてやるがよかろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...隙を見て、外へひっぱり出すから、貴公は、そのまま坐っていてくれ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...貴公ともただの初対面ではない」「一刀斎どのは何かというと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...と、――改まって、急に、「波越」「なんだ」「まことに済まないが、貴公、これから俺を背なかにかけて、発足(ほっそく)してくれ」「どこへ」「無論、江戸表だ」八弥も何か考えていたが、「よし! 命がけで出かけよう」「爺(おやじ)、水みたいな粥(かゆ)を煮て、竹筒へ入れてくれ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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