例文・使い方一覧でみる「貴公」の意味


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...貴公の方だってつまらなかろう...   貴公の方だってつまらなかろうの読み方
芥川龍之介 「戯作三昧」

...今日地方官の日々の報告は貴公等のいうところと全然反対している...   今日地方官の日々の報告は貴公等のいうところと全然反対しているの読み方
大鹿卓 「渡良瀬川」

...貴公にゃ手頃の対手じゃ...   貴公にゃ手頃の対手じゃの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...「うむ――貴公は?」「俺は...   「うむ――貴公は?」「俺はの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...「この枕を貴公に進呈しようと思うがどうだ...   「この枕を貴公に進呈しようと思うがどうだの読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...貴公は腹の底からその氣になれるか」打越金彌は...   貴公は腹の底からその氣になれるか」打越金彌はの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...「こうした貴公子に愛してもらえば...   「こうした貴公子に愛してもらえばの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...のみならず同志の励みになるものじゃそうな」「貴公は皆の中で一番学問が出来(でけ)とるけに...   のみならず同志の励みになるものじゃそうな」「貴公は皆の中で一番学問が出来とるけにの読み方
夢野久作 「近世快人伝」

...途中、柴桑(さいそう)へ寄って、周瑜(しゅうゆ)の病状を見舞いがてら、逐一(ちくいち)物語ると、「ああ、また貴公は、孔明に出し抜かれたのか、何たるお人好しだ...   途中、柴桑へ寄って、周瑜の病状を見舞いがてら、逐一物語ると、「ああ、また貴公は、孔明に出し抜かれたのか、何たるお人好しだの読み方
吉川英治 「三国志」

...安からぬ顔色をしていたが、翌る日、馬超はほかの用事にことよせて、韓遂を呼び、「時に、貴公は昨日、渭水(いすい)のほとりで、曹操と、何か親しげに、密談をしておられた由だが……」「密談を」――韓遂は、眼をまろくしながら、顔の前で手を振った...   安からぬ顔色をしていたが、翌る日、馬超はほかの用事にことよせて、韓遂を呼び、「時に、貴公は昨日、渭水のほとりで、曹操と、何か親しげに、密談をしておられた由だが……」「密談を」――韓遂は、眼をまろくしながら、顔の前で手を振ったの読み方
吉川英治 「三国志」

...貴公はあくまで言い抜けろ...   貴公はあくまで言い抜けろの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...貴公か」「貴公かもないものだ...   貴公か」「貴公かもないものだの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...貴公が初めてだな...   貴公が初めてだなの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

...「まことに失礼なことを伺いまするが、やはり貴公方は、甲賀組のお武家でござりますか」「なに?」「焼けた組屋敷のお人でござるか」「そうだ」「おお、それならば、或いはご承知ではござりますまいか? ……」「何をじゃ」「組屋敷のうちでは第一の旧家――世阿弥(よあみ)殿の娘お千絵と申す者の行方を?」「や、お千絵を!」「はい」「貴様、たずねているのか」「いかにも」と弦之丞が、ふと天蓋(てんがい)の小縁(こべり)をあげて、その侍の顔を覗(のぞ)いた刹那である...   「まことに失礼なことを伺いまするが、やはり貴公方は、甲賀組のお武家でござりますか」「なに?」「焼けた組屋敷のお人でござるか」「そうだ」「おお、それならば、或いはご承知ではござりますまいか? ……」「何をじゃ」「組屋敷のうちでは第一の旧家――世阿弥殿の娘お千絵と申す者の行方を?」「や、お千絵を!」「はい」「貴様、たずねているのか」「いかにも」と弦之丞が、ふと天蓋の小縁をあげて、その侍の顔を覗いた刹那であるの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...貴公たちもすこし大きな慾を...   貴公たちもすこし大きな慾をの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...「じゃ、お十夜、吾々はひと足先へ安治川屋敷へ帰ってやるから、貴公、これから一人で、お吉を慰めに戻ってやったらいいではないか」周馬の猥(みだ)らな声など――ふざけあいながら、だんだん遠くなって行った...   「じゃ、お十夜、吾々はひと足先へ安治川屋敷へ帰ってやるから、貴公、これから一人で、お吉を慰めに戻ってやったらいいではないか」周馬の猥らな声など――ふざけあいながら、だんだん遠くなって行ったの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...貴公の眼には、どう見えるな」「妖気というと?」「たとえば」と、煙へさしていた指を、こんどは団八の顔の真ン中へさして、「汝のひとみに漂っているようなものをいう!」「えっ」「見せてやるっ、このことだっ!」突然、春野のうららかな静寂(しじま)をやぶッて、キェッ――という異な悲鳴が走ったと思うと、団八のからだも向うへ飛び退き、武蔵の体もうしろへ刎(は)ね返っていた...   貴公の眼には、どう見えるな」「妖気というと?」「たとえば」と、煙へさしていた指を、こんどは団八の顔の真ン中へさして、「汝のひとみに漂っているようなものをいう!」「えっ」「見せてやるっ、このことだっ!」突然、春野のうららかな静寂をやぶッて、キェッ――という異な悲鳴が走ったと思うと、団八のからだも向うへ飛び退き、武蔵の体もうしろへ刎ね返っていたの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...五人の貴公子が失敗した後に...   五人の貴公子が失敗した後にの読み方
和辻哲郎 「日本精神史研究」

「貴公」の読みかた

「貴公」の書き方・書き順

いろんなフォントで「貴公」


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