...貴兄にして何故にかゝるコンヴエンシヨナリズムに陷り給ひしにや』といつて寄越されたことがありました...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...「貴兄驚き給うか...
高浜虚子 「子規居士と余」
...天ッ晴れ傑作なり貴兄集中の第一等なりと感じぬ...
高浜虚子 「子規居士と余」
...貴兄を扶助する人一人もなきは御気の毒と申外之無候...
高浜虚子 「子規居士と余」
...「貴兄の短篇集のほうは...
太宰治 「虚構の春」
...貴兄の力には期待して居りますので必ずや相当以上の活動をしていることと思って居ります...
太宰治 「虚構の春」
...貴兄すでに御存じ寄りのことと思いますので...
太宰治 「虚構の春」
...と申せば大通(だいつう)の貴兄大抵は早や御推察の事かと存じ候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...右やうの次第万事打明け候が貴兄はこの交渉に御応じの御心(おこころ)如何にや...
永井荷風 「書かでもの記」
...侃々諤々の論未終らざるに余遽(にわか)に問うて曰く貴兄の羽織には紋あり見る処抱茗荷(だきみょうが)に似たり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...過日書いた貴兄についての論文(?)を送ることにします...
中原中也 「高橋新吉論」
...拝啓その後お変りありませんか 貴兄アメリカへ来られるかも知れないという話をどこかで見ましたが如何なりましたか 小生九月下旬メキシコ大学創立四百年記念学会で一週間ほどメキシコ市にいましたが...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...生の弥次馬連なるか否かは貴兄は御承知の事と存候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...生の弥次馬連なるか否かは貴兄は御承知のことと存候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...異論の人あらば何人(なんぴと)にても来訪あるよう貴兄より御伝え被下度三日三夜なりともつづけさまに議論可致(いたすべく)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...貴兄の思ふやうにはならぬといふ事であつた...
正岡子規 「病牀六尺」
...貴兄と御同様に九州帝国大学...
夢野久作 「少女地獄」
...貴兄が冷淡なのも案外でした...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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