...」と貴いものに触るように...
泉鏡花 「婦系図」
...此の貴い書目も丸善の誇りの一つであった...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...これは貴い夢想である...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...再建日本のための貴い資糧とせねばならぬと存じます...
高神覚昇 「般若心経講義」
...貴い意義を発見したいものである...
太宰治 「お伽草紙」
...貴い二品をあづかりました...
豊島与志雄 「鬼カゲさま」
...貴い喜びが世にあろうか?……おや...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...霧深き北スコットランドの海に灯台を築き続けた其の貴い姿を思う時...
中島敦 「光と風と夢」
...彼等の沒我或は自己犧牲は貴いものであるかも知れない...
「修道院の秋」
...貴いお方に無礼の疑いをかけられた上は...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...どんな貴い人が住んでいるのだろうか...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...どんなに貴いか知れないということを...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...各々の被造物にとって自分の存在より大切で貴いものはないということである((c)獅子や鷲や海豚(いるか)は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おおかたこの貴い泉を...
柳田國男 「日本の伝説」
...あなたと話す一分間の方がどれ位貴いか」なぞいう言葉が...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...貴いものである事がシミジミとわかって来る...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そういう人にとっておのれの面目が命よりも貴いのは...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...仏弟子第二の位は転輪聖王(てんりんじょうおう)よりも貴い...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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