...元来穀物の種子が貯えられたのである...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...河の水はその大きな無限の貯水池から取つたものを...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...機敏(きびん)に貯水(ちよすい)の用意(ようい)をすることが賢明(けんめい)な仕方(しかた)である...
今村明恒 「地震の話」
...チェルシー社は水を貯水池に貯めていて...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...貯金だけではなかったのだ...
太宰治 「花火」
...王成は半年ばかりの間に賭で二十金の貯蓄ができたので...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「王成」
...貯水地と云ふものは土地收用規則にない文字である...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...又水を貯(たくわ)へ置くに用ゐしならんと思(おも)はるる瓶鉢の類も發見品中に存在(そんざい)す...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...丹念してそれを貯えて置くことじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを低温室内に貯蔵しておいて...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...あの悪魔が巣くふところは彼処(あすこ)だ! 奴めが金銀を貯へてをるとすると……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...私が一等望んでゐるのは自分の俸給の中から十分なお金を貯(た)めて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...かついろいろの調合をしてすぐに炊(た)けるようにして貯えてあったのである...
柳田國男 「食料名彙」
...壺の中に貯えて作るからと...
柳田國男 「食料名彙」
...安之助が生れたりして貯蓄は乏しかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...兵糧の貯蔵高(たくわえだか)まで立入ってコト明細に探り出す...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...私共はこの第三項の石油貯蔵場捜索のために...
夢野久作 「暗黒公使」
...農業は他のいかなる種類の産業よりも国民的貯財に対し附加する所より大なるものではないことを...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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