...エチオピアの料理人が榲(マルメロ)を蜜の中へ入れて貯へる方法を叙述しようとした...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...後の五円は郵便貯金をしたと云った...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...彼が各地に旅行して自然科学上の豊富なる知識を貯えたる人なることは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...おこずかいを貯めて...
海野十三 「火星探険」
...少しは貯えが御座います...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...こういう食糧が皆もとは味方の貯臓物であったのを私は見て取った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それに子供の貯金三百円を加えて...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...貯金帳にそう書いてあるんです...
太宰治 「トカトントン」
...ことばの判らない時の用意にもと絶えず貯蔵してある奥の手を出して...
谷譲次 「踊る地平線」
...村の百姓家も穀価の多少の下落はあったが蚕業(さんぎょう)と煙草(たばこ)の栽培が盛んになったので依然勤倹貯蓄という風が奨励されて...
徳永直 「あまり者」
...母が大事な貯蓄でどうにかごまかしてくれたらしいが...
豊島与志雄 「慾」
...それを取って貯めておくと一代のうちには畑の二枚や三枚は買えるのでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...たんまりと貯えているつもりのお角の気取り方は...
中里介山 「大菩薩峠」
...主人が死んでみると本当に百の貯えもないことが判った」「ヘエ――」「費用万端...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...機会を捕えることもできないで「小資本を貯(た)めるための...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...一万噸(トン)貯蔵されているのだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...しかし、その貯蓄が、二つ三つ女中に見付けられたので、イライザは、大事な彼女の寶が何時(いつ)か無くなりやしないかと心配して、高い利子(りし)で――五割か六割の――母親にそれを預けることにした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...立流な口鬚(ひげ)を貯えていた――が...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
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