...この通り立派な貯水池になってしまい...
伊藤野枝 「転機」
...何の心配もなく食うだけのものは貯えておきたい...
犬田卯 「米」
...少しは貯えが御座います...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...一生かかつて奇石三十六枚を貯へ...
薄田泣菫 「石を愛するもの」
...こゝを先途(せんど)とまづ貯(たくは)へたまひけるが...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...貯金はもう二千円以上になったと側(そば)から言い添えました...
永井荷風 「ひかげの花」
...その間に老後の生活費を貯蓄し...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...この春さきの洪水の水を貯水湖に貯えてそこで発電をし...
中谷宇吉郎 「雪は資源である」
...◇その貯(ちよ)金が二十円あまりになつた中學二年生の夏(なつ)...
南部修太郎 「寫眞と思ひ出」
...貯金する必要はない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...最高級ワインが貯蔵されていますが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...豊かなひげを貯へた村長の像は...
牧野信一 「ブロンズまで」
...それを貯蓄しようと思つた所で...
森林太郎 「混沌」
...小野氏の財産は令図の貯(たくわ)えたのが一万両を超えていたそうである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「君は貯金をして息子を洋行させようとでも思ふのか知らぬが...
森鴎外 「半日」
...且つ色々の調合をしてすぐに炊けるやうにして貯へてあつたのである...
柳田國男 「食料名彙」
...貯金通帳を返してもらいたいと頼んだ...
山本周五郎 「留さんとその女」
...それが蓄積しかつ貯蓄する階級に対し不平等の圧迫を加えぬ限り...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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