...おすみは連日の責苦(せめく)のため...
芥川龍之介 「おぎん」
...あらゆる責苦(せめく)に遇はされたのです...
芥川龍之介 「杜子春」
...『さあ大変だ! 彼女は恋をしている!』十わたしの本当の責苦(せめく)は...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...いかようの責苦に逢おうとも...
直木三十五 「南国太平記」
...良心の責苦にさいなまれて...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...この旧悪の責苦から逃れる工夫をしたのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三日三晩の責苦(せめく)に逢ひましたがね」「それ見な...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この恋の責苦に逢って居るものは...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...その壁には悪人の背上に百叩きの責苦を加へた拷問の鞭が...
牧野信一 「南風譜」
...この愛とそれから来る責苦(せめく)とに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...でないと山ねこさまにえらい責苦(せめく)にあわされますぞい...
宮沢賢治 「蜘蛛となめくじと狸」
...拷問責苦と称してまだ十分に感覚をもっている肉体を引き裂いたり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この頃のあの鬼畜のような兵士たちの手中におち・払おうにも払えぬ法外な身の代金を払えとありとあらゆる残忍非道な責苦をうけながら・しかもその思いやその悲惨を訴える道のない境遇におかれている・あの可哀そうな囚人たちのような...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...生身に与えられる責苦とほとんど同様に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは想像もできないような責苦だ...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...非道(ひど)い責苦を見せられているのを...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...責苦あらせたまうとも...
吉川英治 「大岡越前」
...衆人の中であの責苦(せめく)をうけられたのは...
吉川英治 「三国志」
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