...お父さんから断るのならばお前にも責任のない訣なんだから...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...もし又面白くなくなつたとしたら――それは僕に責任のない時代の罪だと思つて頂きたい...
芥川龍之介 「野人生計事」
...責任のない顔をしているのが私には気に入りませんでした...
上村松園 「作画について」
...責任のない教授をしたつて...
竹久夢二 「砂がき」
...責任のない言葉だ...
太宰治 「正義と微笑」
...責任のない殺人でした」「しかしなぜ犯人はこんなことをしたんですか?」ブラウン神父は立ちあがつて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...天皇を政治上の責任のない安泰の地位に置き...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...責任のないところに犯罪はない...
豊島与志雄 「塩花」
...だれか気づいてる者があろうか! その政治上の罪悪には少しも責任のない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まるで責任のないように思ってるらしいんだから失敬じゃないか」「どうしてまたそう思うんだろう...
夏目漱石 「行人」
...責任のない所に卑怯はありません」「ありますとも...
夏目漱石 「明暗」
...責任のない彼は、自分に手頃なのを見つけようとして、どしどし飛ばして行った...
夏目漱石 「明暗」
...あるいはまた責任のない事をするのが一番褒(ほ)められる...
新渡戸稲造 「自警録」
...責任のない暮しは出来ないよ...
林芙美子 「浮雲」
...その責任のない男...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼女自身には責任のないことである...
山本周五郎 「青べか物語」
...また責任のない居候どのが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...責任のない次男坊の立場にあるので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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