...苟も責任ある思想家の用うべき言葉では決してないのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...使用者さへ確かな責任あるものなら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...はい」「責任ある生活を始めるには...
海野十三 「奇賊悲願」
...被害者の生命の保護ということについて責任ある行動をして居る...
海野十三 「心臓盗難」
...そうしてかねてから訓練を積んだ責任ある指揮者の指揮に従って合理的統整的行動を取ることができれば...
寺田寅彦 「火事教育」
...大きな会社には外来の暴力団にそなえるための一種の責任ある暴力団が組織されている処もあるから...
戸坂潤 「社会時評」
...その任務の大きさにもっともっと自覚して責任ある訳書をどしどし出版していただきたい...
戸坂潤 「読書法」
...亦無限の責任あるを感ずるは當然なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...曾て政治家として責任ある發言を爲したるを聞く能はざりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自ら責任ある裁决を与へむが為には非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...新聞経営の責任ある地位に在(あ)り...
中里介山 「生前身後の事」
...きわめて責任ある仕事をいっぱい負わされた人物から...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...女工頭の責任ある地位に就かれた...
火野葦平 「花と龍」
...日本の文学者として何一つ責任ある発言をさけてかえってきたことは...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」
...五ヵ年計画とともに責任ある通信教授網はひろげられる...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...責任ある職に就(つ)いたのは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...男子と同じ位の責任ある位地に立たせて...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...責任ある立場から現行犯の事実を公表してほしいと思う)いずれにしても我々は...
和辻哲郎 「地異印象記」
便利!手書き漢字入力検索