...余の信仰行蹟(こうせき)を責むるに止(とど)まらずして余の意見も本心もことごとく過酷の批評を蒙(こう)むるに至れり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...後者は前者の不遜異端を責むるにあらずや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...英国人を責むるのではない...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...どこに責む可きところがある...
千家元麿 「自分は見た」
...今正義を以て幕府を責むるは宜(よろ)しからず候えども〔これ平生(へいぜい)の口吻(こうふん)にあらず〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...獨り之れを大隈伯に責むべき理由はあらず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...將た板垣伯が乖謬無名の辭表を天に捧げて宸襟を煩はし奉りたる際にも此の一侯一子が閣僚として曾て板垣伯に善を責むるの道を盡さず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私が彼女を責むる時によく用いた言葉である...
豊島与志雄 「理想の女」
...真にその通りに自覚して己(おの)れを責むるの言葉としか思われないことが...
中里介山 「大菩薩峠」
...人を責むるならば責むるように...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひとり我が圓朝のみを責むるははなはだ当っていないかもしれない...
正岡容 「我が圓朝研究」
...それはこの紀行の目的の一部であるから固より記者を責むべきものではない...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...文部省の審査官を責むるものもあり...
正岡子規 「病牀六尺」
...狐大いにせき込んで何とか返事をなぜしないと責むると...
南方熊楠 「十二支考」
...僧正その咎(とが)を責むるに答えて...
南方熊楠 「十二支考」
...国家に対しての共公心を責むるどころか我が家族に対してすら共公心がない...
村井弦斎 「食道楽」
...これに責むるに不可能の攘夷を以てするに若(し)くはないからであつた...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...少なくとも内に省みて自ら責むべきものあるを感ずる...
柳田國男 「地名の研究」
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