...責む可きは唯彼自身であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...蓋(けだ)し此(かく)の如き些細(ささい)を責むるも全く本篇が秀逸の傑作なれば也...
石橋忍月 「舞姫」
...責むるに足りない聊(いささ)かの過失でも取返しの付かない意外な致命傷となったのであろう...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...人聖書を以て余を責むる時これが防禦に足るの武器は聖書なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...しからば最初エリパズの責むる所となった時ヨブはいかなる新光明に触れたか...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...また責むべからざるなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...しかしもっとも責むべきは当局者である...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...まさしく責むべきである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マリユスは自ら責むべき点はないかを顧みてみた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人を責むるならば責むるように...
中里介山 「大菩薩峠」
...また一方より婦人を責むることはなはだしく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...衆口同音婦人を責むるの惨酷(ざんこく)なる事...
福田英子 「妾の半生涯」
...文部省の審査官を責むるものもあり...
正岡子規 「病牀六尺」
...却(かへ)りて小説家の筆の美ならざるを責むるを笑へり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
......
夢野久作 「猟奇歌」
...それを知るものはただ調子の弱さをもってこの画を責むべきでない...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
...悪は責むべきものではないのか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...「悪は責むべきものではないのか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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