...彼女は貪食な性格で、夕食後もお菓子を食べ続ける...
...貪食すると肥満になりやすいので注意が必要だ...
...幼少期に貪食症になった影響で、食べ物に対する執着心が強い...
...貪食をやめるためにダイエット中だ...
...いつも貪食していると胃がもたれるので、控えめに食べるようにしている...
...何処で貪食家共はさういふ家族の最後を見る事が出来るだらう?』『九百万の卵!』とエミルが叫びました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...貪食漢は幼虫状態にある人間である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...両立しない創造の喜と不耕貪食(どんしよく)の苦(にが)さ...
高村光太郎 「智恵子抄」
...肆(ほしいまま)に貪食するに任す...
田中貢太郎 「続黄梁」
...いくら食わせてもなかなかこの貪食(どんしょく)な小動物を満足させることはむつかしいように見える...
寺田寅彦 「沓掛より」
...あるは小山羊(こやぎ)を貪食の狼襲ひうつ如し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...この人民らは貪食(どんしょく)症にかかっている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...イタリー式の微笑――温和さと機敏さと貪食(どんしょく)的な重々しさとのこもった微笑をたたえてる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は自分の貪食(どんしょく)に腹がたった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...田舎(いなか)では貪食(どんしょく)ということが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかしオリヴィエは貪食(どんしょく)だととがめられるわけはなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...吸血、貪食、有害、そういう理智的なことを別にして、右の三者は、私の書斎の中を乱舞する虫類のうちで、最も醜い体躯を具えていた...
豊島与志雄 「美醜」
...という知識の貪食(どんしょく)ぶりには...
中里介山 「大菩薩峠」
...あるものは極度に貪食(どんしょく)で...
中島敦 「悟浄出世」
...最初の一撃にしくじった妖怪の怒りに燃えた貪食(どんしょく)的な顔が大きく迫ってきた...
中島敦 「悟浄出世」
...彼の貪食ぶりは言語に絶した壮観で...
久生十蘭 「黒い手帳」
...例せば『本草啓蒙』に引いた『典籍便覧』にいわく、〈猿性静にして仁、貪食せず、かつ多寿、臂長く好くその気を引くを以てなり、その居相愛し、食相禁ず〉と節米の心掛けを自得せる故、馬鈴薯料理の試食会勧誘も無用で、〈行くに列あり、飲むに序あり、難あればすなわちその柔弱者を内にして、蔬を践(ふ)まず、山に小草木あれば、必ず環りて行き、以てその植を遂ぐ、猴はことごとくこれに反す〉...
南方熊楠 「十二支考」
...世の中に貪食(どんしょく)で身を亡(ほろ)ぼすほどあさましいことはない...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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