...彼は貪婪な人間で、何もかも自分のものにしようとする...
...貪婪な投資家たちが不動産市場を乱した...
...あの政治家は貪婪の限りを尽くして、公金を横領していた...
...自然資源を貪婪に利用することは、環境破壊を招く...
...貪婪な企業は利益の追求にとらわれ、労働者や地域住民の権利を軽視する...
...其処に芸術家としての貪婪が...
芥川龍之介 「近藤浩一路氏」
...感覚の鈍い貪婪な食欲を...
豊島与志雄 「オランウータン」
...勇壮な理想主義と優秀な他人に病的な不安を覚える貪婪(どんらん)な名誉心...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこから不健全なる貪婪(どんらん)の流産が起こってくる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なお貪婪(どんらん)そうな眼つきを悟浄のうなだれた頸筋(くびすじ)に注(そそ)いでおったが...
中島敦 「悟浄出世」
...もっとも貪婪(たんらん)なる小豚と結婚するようなものだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一日の行樂をまだ堪能(たんのう)し切れない貪婪(どんらん)な享樂追及者達は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...好色と貪婪(どんらん)の渦を卷いて居さうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...貪婪(どんらん)な肉慾の老獣――四十歳...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...急に貪婪の眼が開かれ...
原民喜 「氷花」
...まるで鬣狗(ハイエナ)のような貪婪(どんらん)なやつばかりですから...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...人魚はこうして貪婪(たんらん)にひかる眼つきをしてしきりに魚をとらえて食べましたが...
火野葦平 「人魚」
...いまや貪婪な窓と交代して...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...私が健康であつたころ稍ともすればその先天的な怠堕性と貪婪性を憎んで手荒な扱ひを執つたのを...
牧野信一 「剥製」
...折々何とも云えず貪婪(どんらん)なものを感じることがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...貪婪(どんらん)に私を吸いつくし...
山川方夫 「愛のごとく」
...したがその猛も貪婪(どんらん)な五欲には組み合わず...
吉川英治 「私本太平記」
...問題の発掘された破片が明らかに属する西よりの地下構造を目がけてもっと掘り進み発破を掛けたいという貪婪な思いに沈潜させていったのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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