...しかしその間に自らは貨殖の途(みち)を講じて...
石原純 「平賀源内」
...今少し貨殖の道に心掛ければよかった...
伊藤左千夫 「大雨の前日」
...支那に於ける税の費途如何(いかん)というに、王者はこれを以て土木を興し、宮殿を営み、奢侈(しゃし)を尽せば、その身辺を囲繞(いじょう)する官僚はまたこれを以て土地を買い、貨殖を謀り、子孫のために身後の計をする...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...最初は貨殖を努めたが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...其の貨殖に巧みに經濟に長ずるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の貨殖に巧みに経済に長ずるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...坂田の貨殖の才と...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...一方は貨殖傳にも載つてゐる...
内藤湖南 「支那目録學」
...貨殖の道が上手(じょうず)なところから...
中里介山 「大菩薩峠」
...元来が貨殖(かしょく)の道に明らかな人であっただけ...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...なかでも貨殖(かしょく)に関する態度を初めて聞き知った...
新渡戸稲造 「自警録」
...有信は貨殖を志し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...富穀の父子は共に貨殖に長じて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...想うに貨殖(かしょく)に長じた富穀と...
森鴎外 「渋江抽斎」
...貨殖に汲汲たりとは真乎漱石君の家を訪問したこともなく...
森鴎外 「夏目漱石論」
...貨殖なんと云った処(ところ)で...
森鴎外 「夏目漱石論」
...むかしから貨殖(かしょく)の才(さい)に長(た)け...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのころの貨殖家で...
吉川英治 「随筆 新平家」
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