...私の祖父母は貧苦な状態で育ってきました...
...貧苦な生活を送る家庭を支援する慈善団体があります...
...彼女は貧苦な家庭出身で、自分の力で成功を勝ち取りました...
...貧苦の中で暮らしてきたことが、彼の人生観に影響を与えたようです...
...タンザニアの一部の地域では、今もなお貧苦が続いています...
...貧苦疾病及ビ毒ニ中リテ死スルモノ亦年々多キヲ加ウ」と...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ロミオ此方(こち)も其(その)貧苦(ひんく)にこそ拂(はら)へ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...貧苦に窶れた顔や姿が徐々に確実に削り落されているのを...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...貧苦に沈んだ暗い声ではなくて勢いのある猛獣の吼声のようである...
寺田寅彦 「嵐」
...貧苦には疲れ切って居る私だから...
野村胡堂 「死の予告」
...嫁のお倉は永年の貧苦に愛想を尽かして飛出し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人の門弥はまだ二十五六の青年武士ですが、散々の貧苦の上、二三年この方の重病で袷(あわせ)の裏まで剥(は)がして売る有様、妹のお雪は二十一二のすぐれた容貌(きりょう)ですが、これも、尾羽(おは)打枯らして見る影もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは貧苦と労働のせいで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そうした夫につかえるために貧苦をなめつくした...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...私のデルフィーヌが貧苦にあえぐなんて! おー!私のフィフィーヌ! お前! 何てこった! 私の手袋は何処だ? さあ! 出掛けよう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...貧苦に憔れたざまをして...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...久太夫は貧苦で削ぎたった頬をひきつらせ...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...婦人が家の貧苦を厭(いと)うて夫を置去りにするなどの怪事あり...
福沢諭吉 「新女大学」
...彼は自己の貧苦を詠めり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...概して数学者は貧苦に甘んじて...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...長摩納ようやく成人して梵施王の諸大臣や富人を勧進(かんじん)し施財を得て父母の貧苦を救う...
南方熊楠 「十二支考」
...長いあいだの貧苦に疲れはてて...
山本周五郎 「お繁」
...如何に二人が貧苦に痩せ衰へても...
與謝野寛 「執達吏」
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