...私の祖父母は貧苦な状態で育ってきました...
...貧苦な生活を送る家庭を支援する慈善団体があります...
...彼女は貧苦な家庭出身で、自分の力で成功を勝ち取りました...
...貧苦の中で暮らしてきたことが、彼の人生観に影響を与えたようです...
...タンザニアの一部の地域では、今もなお貧苦が続いています...
...破鏡の悲愁(「不如帰(ほととぎす)」など)貧苦病苦の悲愁(「筆屋幸兵衛」など)子供をかせのいわゆるお涙頂戴(ちょうだい)のスリル(「なさぬ仲」など)等...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...貧苦に堪え私慾の為に精神を曲げざるもの...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...貧苦におちいらねばならぬことは計算上明らかな理であるゆえ...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...貧苦(ヒンク)オススメシテイルノデハナイ...
太宰治 「創生記」
...文豪(ぶんごう)ジョンソンが若い時非常の貧苦を経た結果...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...非常の貧苦に迫るとか...
朝永三十郎 「學究漫録」
...貧苦のうちにも国利民福のために...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...さほど貧苦の家とも見えず...
永井荷風 「寺じまの記」
...彼は貧苦と戦わねばならなくなった...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...富める人達はほとんど友情を知らない」――これはモーツァルトの逆境にも貧苦にもめげない愛の言葉の一つであった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...事實はひどい懊惱(あうなう)と貧苦のために...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...玉ラシャのオーヴァ・コートに貧苦のやつれを見せたサト子が...
久生十蘭 「あなたも私も」
...貧苦を忍び艱難(かんなん)を冒して...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...貧民の有様、かくの如しといえども、近年は政府よりもしきりに御世話、市在(しざい)の老人たちもしきりに説諭、また一方には、日本の人民も久しく太平文化の世に慣れて、教育の貴(たっと)きゆえんを知り、貧苦の中にも、よくその子を教育の門に入らしめ、もって今日の盛なるにいたりしは、国のために目出度(めでたき)ことというべし...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...貧苦の中にありて「机に千文(ちぶみ)八百文(やおぶみ)堆(うずたか)く載せ」たりという一事はこれを証して余りあるべし...
正岡子規 「曙覧の歌」
...人間生涯の貧苦、逆境、不時の難に当っても、道理は同じものでしょう...
吉川英治 「三国志」
...かれや、かれの姉とちがい、永禄(えいろく)十一年生れのこの御曹子(おんぞうし)は、生れながら、貧苦も知らず、世間の真実にもふれていない...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして以前よりもひどい貧苦へふたたび一家を投げこんでしまったのだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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