...私の祖父母は貧苦な状態で育ってきました...
...貧苦な生活を送る家庭を支援する慈善団体があります...
...彼女は貧苦な家庭出身で、自分の力で成功を勝ち取りました...
...貧苦の中で暮らしてきたことが、彼の人生観に影響を与えたようです...
...タンザニアの一部の地域では、今もなお貧苦が続いています...
...不毛の地が多くなり人民の貧苦疾病に陥る地方が多くなって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...貧苦疾病及ビ毒ニ中リテ死スルモノ亦年々多キヲ加ウ」と...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...貧苦のために痴鈍になったとはいうものの...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
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田中正造 「直訴状」
...貧苦に沈んだ暗い声ではなくて勢いのある猛獣の吼声のようである...
寺田寅彦 「嵐」
...菱屋が沒落してから三年、江戸を外にして放浪して歩いて、艱難と貧苦とが、この女から大店(おほだな)の娘らしい上品さを奪つて、媚態(びたい)と下品さだけを殘したのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...艱難(かんなん)と貧苦とが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そうした夫につかえるために貧苦をなめつくした...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...たとへ何(ど)のやうな貧苦(ひんく)の中(なか)でも二人(ふたり)双(そろ)つて育(そだ)てる子(こ)は長者(ちやうじや)の暮(くら)しといひまする...
樋口一葉 「にごりえ」
...貧民の有様、かくの如しといえども、近年は政府よりもしきりに御世話、市在(しざい)の老人たちもしきりに説諭、また一方には、日本の人民も久しく太平文化の世に慣れて、教育の貴(たっと)きゆえんを知り、貧苦の中にも、よくその子を教育の門に入らしめ、もって今日の盛なるにいたりしは、国のために目出度(めでたき)ことというべし...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...婦人が家の貧苦を厭(いと)うて夫を置去りにするなどの怪事あり...
福沢諭吉 「新女大学」
...遠藤翁は勢州桑名の江戸詰藩士であって、和算家の出身であるが、洋算に対して和算の萎微振るわざるを慨し、明治十一年の頃から奮って和算史の研究に従事し、貧苦と闘いつつ、明治二十六年に至って初めてその大著を脱稿し、三年後の明治二十九年に三井八郎右衛門氏の出資によってこれを刊行したのである...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...この世で貧苦にいためつけられ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...如何に二人が貧苦に痩せ衰へても...
與謝野寛 「執達吏」
...以前の貧苦を語り草に...
吉川英治 「新書太閤記」
...貧苦と逆境には骨の髄(ずい)まで虐(さいな)まれて来た人とも見えない...
吉川英治 「新書太閤記」
...また丹女も、貧苦とたたかい、そうした世間をひがみもせず、やがての日には、必ず相別れる良人を、いかにして一日でも機嫌よく送らせることができるか、また、自分も心残りなく楽しんで暮してゆけるか、それのみに心をくだいて、一日一日を愛(いと)しんでいた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...そして貧苦と添乳(そえぢ)に疲れきって...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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