...その選手は貧相なプレーを繰り返した...
...彼は貧相な外見だが、とても優しい人だ...
...このお店のラーメンは具が貧相で、物足りない...
...彼女は貧相な家庭環境から這い上がって成功した...
...あの建物は貧相な材料で作られているので、耐久性に限界がある...
...総じて人間に貧相...
井上円了 「おばけの正体」
...あの禿(はげ)あがったような貧相らしい頸(えり)から...
徳田秋声 「あらくれ」
...慴えてるだけならよいが、なんだか寒そうで、貧相で、見すぼらしい...
豊島与志雄 「女人禁制」
...如何(いか)にも貧相に厚みも重みもない物置小屋のように見えた...
永井荷風 「深川の唄」
...貧相な窓に射し込んでゐた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...目の前にして見ると、額の狹い、頬骨の角張つた、そして痩せこけた先生の顏附は、如何にも貧相で、如何にも神經質らしい感じを深くした...
南部修太郎 「猫又先生」
...いつも物憂げにしていたり窮屈そうな物腰や貧相でやせっぽちの雰囲気が醸し出す彼女の情景の根底に...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...のぞきおろすといかにも貧相な露地おく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...羽着きの薄い枯笹色の貧相な鶏で...
久生十蘭 「春の山」
...貧相な上眼づかいでジロジロとながめていたが...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...どうしました師匠――」カンテラの灯に貧相に隈取られたおでん屋の主人の顔が...
正岡容 「寄席」
...むしろ貧相の方であって...
正岡子規 「熊手と提灯」
...人間としてどんなに狭く貧相な感情の種目で...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...彼が貧相でみばえのしない男ぶりなのに反して...
山本周五郎 「青べか物語」
...貧相なしなびたようなとしよりで...
山本周五郎 「似而非物語」
...まだ若い貧相な男で...
山本周五郎 「思い違い物語」
...貧相な戸山警察医のほかに...
夢野久作 「巡査辞職」
...戦(いくさ)があっても貧相でなく...
吉川英治 「神州天馬侠」
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