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饗庭篁村 「木曾道中記」
...又(また)二年後(にねんご)の丹後地震(たんごぢしん)によつて三千(さんぜん)の死者(ししや)と一億圓(いちおくえん)の財産(ざいさん)損失(そんしつ)とを生(しやう)じた...
今村明恒 「地震の話」
...財布が戻ってきたことだけでも不破は大喜びして...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...もしくは何十億という莫大なる財源を...
大隈重信 「選挙人に与う」
...人の財産を取り來りて...
大町桂月 「鹿島詣」
...家財(かざい)を水に流(なが)さじと手当(てあたり)しだいに取退(とりのく)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...財産といつては夫婦が身に附けるものの外に...
薄田泣菫 「茶話」
...彼は記名の財産を無記名の財産にとりかえ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...小粒銀三十ばかり財布に入れて懐中にねじ込み...
太宰治 「新釈諸国噺」
...この予言を活かすために昭和神聖会は巨万の浄財を撒き散らして信徒を農民の内に着々と開拓しつつあるらしい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...わたしは自分の財産を引き渡してしまったのですが...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...弁財天の小祠(ほこら)の傍に棒のように突立っていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一切合財(いつさいがつさい)吹き払つてしまつた...
林芙美子 「浮雲」
...又ある時期一つ財布で暮したなどということの全くない人たちの親切...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...家に遺財つゆばかりもなし...
森鴎外 「うたかたの記」
...(一五)貨(くわ)を通(つう)じ財(ざい)を積(つ)み...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...ばくだいな人力と資財と金が要(い)る...
吉川英治 「私本太平記」
...ここで老舗(しにせ)の財産半分をつかっても...
吉川英治 「新・水滸伝」
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