...近世のブルジョア的私有財産のことをいふのか...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...決して世襲の爵位や財産によって...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...その全財産を鞄一つに蔵(をさ)めてけろりとしてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...とうとう私は四つに畳まれておかみさんの小さい財布の中にいれられてしまいました...
太宰治 「貨幣」
...一切のものはことごとく彼の路を歩まねばならぬ――彼自身の権力と財嚢とを肥す方へ行かねばならぬ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...これを汲んで涸(か)れざるの財源を有するものなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...大分散財をした事であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...財産がなかったので...
夏目漱石 「無題」
...財布は金五郎の家の裏に捨てたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お須磨さんは財産をつくっているのです...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...彼女の唯一の財産である...
林芙美子 「新版 放浪記」
...その財産(ざいさん)はのこらず...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「青ひげ」
...現在文明社会に行われているのと余り違わない財産制度が...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その財産の多くは共有であったけれども...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...財貨に強い執着を持っている有様を...
水上滝太郎 「九月一日」
...名ある財界の大立物は勿論の事...
夢野久作 「お茶の湯満腹談」
...手廻りの家財を驢(ろ)や車に積み...
吉川英治 「三国志」
...幾多(いくた)の秘書財宝をかくしたまま...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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