...そろそろもう負けいくさになっていたのでしょうが...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...又このさびしい海岸に打ち上げられた人たちや負けいくさの終りに其処に船を乗り上げた人たちのためにミストの島を恐しい場所とした彼女の部下の女軍の女たちの一人でもなかった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「女王スカァアの笑い」
...なぜ死んだと思います? 負けいくさのためじゃありません...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...負けいくさに心おびえた敵をさえ追跡することをあえてせず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...負けいくさになるためしは数々ある...
山本周五郎 「日本婦道記」
...負けいくさの手勢を合(がっ)して...
吉川英治 「私本太平記」
...「負けいくさに感心するやつもないものだ...
吉川英治 「私本太平記」
...いよいよ北(きた)ノ庄(しょう)の城もあぶないとみえますな」「おさっしのとおりまことにみじめな負けいくさ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――もう、負けいくさ...
吉川英治 「新書太閤記」
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