...併し夢を食ふ貘でも過去を一舐にして消して呉れる力があらう筈もない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...唯一つ貘(ばく)の食べる「夢」を知らないばかりさ...
薄田泣菫 「茶話」
...いくら私が貘のやうな性分を持つてゐたにしても...
薄田泣菫 「独楽園」
...ふとその貘を見たくなつて學校の授業がすんでから...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...私にとつて貘よりもさらにさらに異樣に思はれるこの佐竹といふ男の話に...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...ふとその貘を見たくなって学校の授業がすんでから...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...私にとって貘よりもさらにさらに異様に思われるこの佐竹という男の話に...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...ただし関東・東北のは天貘だの天婆公だのと書いて...
柳田國男 「地名の研究」
...山雅房から『山之口貘詩集』を出したが...
山之口貘 「装幀の悩み」
...八雲書店から『山之口貘詩集』を再版することになったとき...
山之口貘 「装幀の悩み」
...『山之口貘詩集』は...
山之口貘 「装幀の悩み」
...詩人山之口貘ヲ証明スとあって...
山之口貘 「夏向きの一夜」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...山雅房から出した「山之口貘詩集」である...
山之口貘 「山之口貘詩集」
...「山之口貘詩集」の再版を希望したのである...
山之口貘 「山之口貘詩集」
...――山之口貘はむかしは人殺しをしたことがあったかどうかは知らないが自分とつきあうようになってからは実に善良なのである――と...
山之口貘 「楽になったという話」
...当時その近所にあった改造社のある知人は、ぼくが訪ねて行くと、かれの間借りしている家にぼくを案内して、「貘さん、いっぱい炊いてあるから食い溜めしておきなさい」と釜ごとぼくの前に置いたこともあったが、空腹には馴れている筈のぼくでも、馴れていることで空腹を克服することは不可能なのであった...
山之口貘 「私の青年時代」
...人の夢をも食う貘(ばく)のような一世の美婦人が生れ出て...
吉川英治 「私本太平記」
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