...美貌の青年が両手をあげた...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...あの醜い容貌にかわる以前の正体を...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...容貌について言うなれば...
太宰治 「愛と美について」
...私は自身の容貌の可笑(おか)しさも知っている...
太宰治 「俗天使」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...矢張当時の変らない面貌が躍如としているのが愉快だった...
戸坂潤 「社会時評」
...麓(ふもと)には人間の蟻どもが祈ってる山岳のように高く君臨してるものの顔貌が――そのページから現われ出ていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「福音書ノ何(いづ)レノ部分ニモ耶蘇(やそ)ノ面貌ヲ記載シタルコトナシ...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分はただ彼らの容貌(ようぼう)を三分の二だけ側面から遠くに望んだ...
夏目漱石 「行人」
...美貌の兄に對する憤懣(ふんまん)と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...むくみから來る變貌で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いかに君が著るしく變貌してしまつたか...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...その外貌そのものが半ば餓死の姿を示しており...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そのすぐれた美貌(びぼう)を継ぐと見える人は多くの遺族の中にも求めることが困難であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...国の全貌を昔のままでなく...
柳田国男 「木綿以前の事」
...私はそれを振り仰いで伊藤博文に似た貌の和尚に訊ねると...
横光利一 「夜の靴」
...すでに、魔の全貌は、あきらかにされた...
吉川英治 「大岡越前」
...彼の全貌が、やがて大成された相を以て、はっきりと再び吾人の眼に泛(うか)び出して来るのは、何といっても、晩年熊本に定住してからの武蔵である...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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