...稀れにみる美貌の持主だったそうですね...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...どうやら美貌のサタンが一匹住んでいる...
太宰治 「女人創造」
...女の容貌(ようぼう)に就いては...
太宰治 「パンドラの匣」
...ここに想像も及ばぬ一個の淫獣の全貌を組み立ててくるのがわかります...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...現在のブルジョア観念論=形而上学=解釈哲学が陥る新しい変貌は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...他人の容貌(ようぼう)については非常にやかましかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...同時に自分の容貌(ようぼう)も間接に弁護しておく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...逞しくはあるが人好きのする風貌と...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その弱々しい外貌にカモフラージュされて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...崩れた庭に残つてゐる青い水を湛へた池の底なしの貌つきを...
原民喜 「鎮魂歌」
...ポワロ(Poireau)は「西洋ねぎ」でポワレの容貌を連想させたものと思われる...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...顔は浅黒くひきしまっていて、いかにも理智的な、俊敏な風貌だ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...私は上品な面貌(おもざし)をした老婦人の訪問を受けた...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...その衣服や容貌にあたえるのであった...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...このやうな悩ましい面貌を永年保ち続けて来たのだ...
牧野信一 「痴酔記」
...お心のお惹(ひ)かれになる方に一生をお託しあそばすのがいいと私は思います」と宮の御美貌(びぼう)を愛する心から片寄った進言をする...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...其風貌は著るしく老けて見え...
村山槐多 「悪魔の舌」
...趙子龍は改まって、「こちらはどなたですか」と、その美貌に、眼を醒ましたように、趙範をかえりみて訊ねた...
吉川英治 「三国志」
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