...すると、貉の化けたのは、やはり推古天皇の三十五年春二月が始めなのであろう...
芥川龍之介 「貉」
...貉(むじな)かも知れぬと答えたのは...
芥川龍之介 「貉」
...貉の唄を歌う理由を...
芥川龍之介 「貉」
...近江(おうみ)の貉が化ける...
芥川龍之介 「貉」
...山沢(さんたく)の貉と何の異る所もない...
芥川龍之介 「貉」
...その代りに貉が住んで居るのです...
江南文三 「佐渡が島から」
...能登半島が本州の一部であるにも拘らず狐が居ないで貉だけがゐるのも何か地質や植物との關係もあるのではないかなどとも考へさせられます...
江南文三 「佐渡が島から」
...貉のせいかどうか知りませんが...
江南文三 「佐渡が島から」
...貉(むじな)や狐などが人家軒端や宅地などを多くめぐり歩きました...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...貉はガイガイガイと鳴き...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ワナにかかった一方の貉の煩悶(はんもん)を救うことも...
中里介山 「大菩薩峠」
...貉と狸とは同じものだというが...
中里介山 「大菩薩峠」
...闇夜親貉(むじな)子貉今夜は闇夜だぐつり わつり和尚はしぶしぶ提灯出かけたぞ親貉 子貉お月さんに化けろ堂鳩親鳩 子鳩ほんとの堂鳩(どばと)畑の中で啼いてた 堂鳩お寺の背戸に鉄砲打(ぶ)ち通る親鳩 子鳩屋根から見てた...
野口雨情 「十五夜お月さん」
...踏絵も同じ穴の貉(むじな)...
久生十蘭 「魔都」
...現に寺にもその貉の書いたものが...
柳田国男 「山の人生」
...また駿州安倍郡の貉は狸という字に紛わしい書を遺した...
柳田国男 「山の人生」
...もとは貉(むじな)が出て豆を食って困りました...
柳田国男 「雪国の春」
...……貉(むじな)かな?」いや! 彼はもっと慄然(りつぜん)とする想像にたどりついた...
吉川英治 「銀河まつり」
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