...山豆花の花言葉は「豪気」だそうです...
...豪気なもんでしたぜ...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...天下に旅する豪気の武士(もののふ)でなければ覚束(おぼつか)ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...飛んで火に入る夏の虫とは本当にこのこと、三百両は惜しいけれども、銭金のことは、またどこでどうして稼(かせ)ぎ出せないとも限らない、命は二つとありませんからね、せっかくだが、あきらめちまいましょうよ」「ところがねえ、お蘭さん、その辺に抜かりのあるがんりきじゃあございません、その預け先というのが、決して、どう間違っても、ばれたり、足のついたりする相手じゃあねえのですから、豪気なものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...十七や十八で豪気なもの...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...威張つてさへくれると豪気(がうぎ)に人気(じんき)がつくからね...
樋口一葉 「たけくらべ」
...八戒や市民に豪気を誇りたいが為でもない...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...お祝いをやろうと思っていたんだ」「お祝いとは豪気だな」柏はミシミシと壊れかかった藤椅子へ腰を下すと...
松本泰 「日蔭の街」
...驚くべき豪気の精神をもって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いかにも昨夜(ゆうべ)忍藻に教訓していたところなどはあっぱれ豪気なように見えたが...
山田美妙 「武蔵野」
...「さっきはそんな景気じゃあねえようだったなあ」「だから祝って貰いに来たのよ」「そいつあ豪気だ...
山本周五郎 「お美津簪」
...屈辱外交の旧跡なんて薬にしたくもないから豪気だろう...
夢野久作 「近世快人伝」
...皮切りをやるのはドッチミチ日本の女だってえから豪気(ごうぎ)なもんだよ...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...それでも自動車が後から後から押しかけて来て、立派な紳士が入れ代り立ち代り、名刺を置いては帰って行くの」「フ――ン、豪気なもんだナ...
夢野久作 「一足お先に」
...人となり、内に豪気を負ひ、志操堅実にして清廉、外は温厚優雅の風姿あり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...二豪気な黄忠も、いまはどうすることもできない...
吉川英治 「三国志」
...そうした豪気による放埒の御片鱗が...
吉川英治 「私本太平記」
...呑海(どんかい)の豪気に秀(ひい)で...
吉川英治 「新書太閤記」
...楊雄さんから兄弟のお杯をいただきました石秀と申すものです」「豪気な男ぶりだの...
吉川英治 「新・水滸伝」
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