...豪毅(ごうき)朴直な此の独裁者は...
中島敦 「光と風と夢」
...豪毅は、人々がそれによって誉れをかちえようと願う特質であって、それは、必要があれば、平服の時も武装の時も、家の内においても陣営においても、腕をおろしている時にもこれをふりあげている時にも、いつも同じように輝かしく現われるものだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろ従来のどの将軍家よりも厳格で豪毅(ごうき)一点張りのごとく臨んでいるが――どうかすると...
吉川英治 「大岡越前」
...豪毅な精神力はそれを抑えて...
吉川英治 「三国志」
...あの宮の豪毅不屈(ごうきふくつ)は天分のものだ...
吉川英治 「私本太平記」
...その寛達(かんたつ)で豪毅(ごうき)な平常と教養からおしても...
吉川英治 「私本太平記」
...戦国の粗(あら)い土質から育って出た豪毅な気性や...
吉川英治 「新書太閤記」
...そう眼中には措(お)かないくらいな独自の豪毅(ごうき)を持っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...和と豪毅の結びで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...信長から感状をもらっているほど豪毅な質(たち)であった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...隠居の動静は、近ごろどうじゃな」「まったく、百姓めかして、他念なげにはお見うけされまするが、本来、豪毅なお気性、あのままとは存じられませぬ」「もとよりのこと、ゆめ、あの隠居には、油断はならぬ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...あの豪毅なご気質をもじっと抑えて...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...豪毅(ごうき)勇壮で目ざましかろうが...
吉川英治 「源頼朝」
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